雪印メグミルク(株)の決算情報

雪印メグミルク株式会社の主な事業セグメントは、乳製品(チーズ、バター、粉乳等)、飲料・デザート類(牛乳類、ヨーグルト、デザート等)、飼料・種苗(牛用飼料、牧草・飼料作物種子等)です。その他に共同配送センター事業や不動産賃貸事業も展開しています。

2025年3月期の連結経営成績は、売上高6,158.19億円(前年同期比1.7％増)、営業利益191.25億円(同3.6％増)、経常利益202.62億円(同1.9％増)となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は139.04億円(同28.4％減)と減少しました。乳製品セグメントでは、バターやチーズが好調に推移し、飲料・デザート類セグメントでは機能性表示食品やヨーグルトが好調でした。

資産合計は4,310.73億円(前期末比0.03％減)となりました。負債合計は1,830.35億円(同6.6％減)、純資産合計は2,480.37億円(同5.4％増)となりました。自己資本比率は56.8％(前期末53.8％)に改善しています。主な変動として、現金及び預金が76.27億円減少、受取手形及び売掛金が65.55億円減少した一方、棚卸資産が56.14億円増加、退職給付に係る資産が31.64億円増加しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは211億円の収入(前期比93.65億円減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは185.12億円の支出(同122.03億円増)、財務活動によるキャッシュ・フローは103.75億円の支出(同52.7億円減)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は213.19億円(前期末比76.68億円減)となりました。

2026年3月期の連結業績見通しは、売上高6,400億円(前年同期比3.9％増)、営業利益190億円(同0.7％減)、経常利益206億円(同1.7％増)、親会社株主に帰属する当期純利益300億円(同115.8％増)を予想しています。セグメント別では、乳製品2,770億円(同5.2％増)、飲料・デザート類2,750億円(同4.0％増)、飼料・種苗485億円(同0.0％増)、その他395億円(同0.5％減)を見込んでいます。

当期の配当は、1株あたり普通配当80円に加え、創業100周年を記念して20円の記念配当を実施し、合計100円となりました。次期の配当予想は1株あたり100円を予定しています。また、新たな株主還元方針として、配当下限100円の設定と機動的な自己株式取得・消却の実施を発表しました。