2025年3月期 決算短信の要約
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明治ホールディングスの2025年3月期決算は、食品・医薬品両セグメントで増収増益を達成し、売上高1兆1,540億円(前期比4.4%増)、営業利益847億円(同0.5%増)と過去最高を更新しました。カカオ事業や抗菌薬事業が好調で、海外事業も拡大しています。2026年3月期も増収増益を見込み、株主還元も強化する方針です。
主な事業セグメント
明治ホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、食品セグメントと医薬品セグメントです。食品セグメントは乳製品、菓子、栄養食品などを扱い、医薬品セグメントは医療用医薬品や動物薬を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が1兆1,540億7,400万円(前期比4.4%増)、営業利益847億200万円(同0.5%増)、経常利益820億1,300万円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益508億円(同0.2%増)となりました。食品セグメントはカカオ事業が好調で増収、医薬品セグメントは全事業で大幅増収となりました。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が前期末比1.7%減の1兆1,844億7,200万円となりました。負債は前期末比5.9%減の3,926億8,800万円、純資産は前期末比0.5%増の7,917億8,300万円となりました。自己資本比率は63.2%と前期末から1.3ポイント改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは689億7,900万円の収入(前期比36.1%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは406億3,600万円の支出(同65.2%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは616億7,100万円の支出(同41.0%増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は663億9,800万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1兆1,950億円(前期比3.5%増)、営業利益910億円(同7.4%増)、経常利益875億円(同6.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益540億円(同6.3%増)を見込んでいます。食品セグメントでは高付加価値商品の市場定着や新商品投入、医薬品セグメントでは抗菌薬の安定供給やワクチン事業の拡大に注力する方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり100円(前期比5円増配)となり、連結配当性向は53.7%となりました。2026年3月期の年間配当金は1株当たり105円(中間52.5円、期末52.5円)と5円の増配を予定しています。
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