(株)パソナグループの決算情報

パソナグループの主な事業セグメントは、HRソリューション（BPOソリューション、エキスパートソリューション、キャリアソリューション）、グローバルソリューション、ライフソリューション、地方創生・観光ソリューションです。人材サービスを中心に、多角的な事業展開を行っています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は2,289.11億円（前年同期比13.8％減）となりました。アウトソーシングセグメント廃止の影響に加え、BPOソリューションの大型受託案件がピークアウトしたことが主な要因です。営業損失は12.8億円（前年同期は46.74億円の利益）、経常損失は8.42億円（前年同期は46.22億円の利益）となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は61.63億円（前年同期は7.53億円の損失）と拡大しています。

当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,783.41億円（前期末比7.6％減）となりました。主な変動として、現金及び預金が522.18億円減少した一方、有形固定資産が107.87億円増加しています。負債は1,334.87億円（同8.8％減）、純資産は1,448.54億円（同6.4％減）となりました。自己資本比率は49.8％（前期末49.3％）と若干改善しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は19.85億円（前年同期39.67億円）、のれん償却額は2.52億円（同5.66億円）と開示されています。現金及び預金の大幅な減少から、営業活動によるキャッシュ・フローや投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなった可能性が高いと推測されます。

2025年5月期の通期連結業績予想は、売上高3,200億円（前期比10.3％減）、営業利益17億円（同75.0％減）、経常利益20億円（同72.0％減）、親会社株主に帰属する当期純損失43億円となっています。第3四半期までの実績を踏まえ、業績予想に変更はありません。

2025年5月期の年間配当金は1株当たり75円（前期と同額）を予定しています。配当予想に変更はありません。