2025年３月期 決算短信の要約
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FRONTEOの2025年3月期決算は、売上高が17.3%減少したものの、営業利益、経常利益、当期純利益ともに黒字転換を果たしました。AIソリューション事業の収益性向上やコスト構造改善が奏功し、自己資本比率も45.9%に改善しています。今後はライフサイエンスAI事業を中核に据え、2026年3月期は増収増益を見込んでいます。
主な事業セグメント
FRONTEOは、AIソリューション事業とリーガルテックAI事業を展開しています。AIソリューション事業では、ライフサイエンスAI、ビジネスインテリジェンス、経済安全保障の分野でAIを活用したソリューションを提供しています。リーガルテックAI事業では、不正調査やeディスカバリ支援サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が60.99億円（前年同期比17.3%減）となりました。一方で、営業利益は5.27億円（前年同期は1.85億円の損失）、経常利益は5.43億円（前年同期は1.68億円の損失）と黒字転換しました。親会社株主に帰属する当期純利益は5.55億円（前年同期は28.43億円の損失）となり、大幅な改善が見られました。AIソリューション事業の収益性向上や全社的なコスト構造改善が寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比14.0%減の64.66億円となりました。主な要因は現金及び預金の4.44億円減少と売掛金の5.27億円減少です。負債は前期末比30.8%減の32.39億円となり、短期借入金や長期借入金の返済が進みました。純資産は前期末比13.7%増の32.27億円となり、自己資本比率は45.9%に改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは7.53億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.54億円の支出で、主に固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは9.13億円の支出となり、主に借入金の返済によるものです。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は25.94億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高70億円（前期比14.8%増）、営業利益7億円（同32.7%増）、経常利益7.15億円（同31.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益6.15億円（同10.8%増）と増収増益を見込んでいます。ライフサイエンスAI事業を中核事業と位置づけ、非連続的な成長を目指しています。
株主還元
2025年3月期の配当金は0円、2026年3月期の配当予想も0円となっています。
注意事項
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