2025年3月期決算短信の要約
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株式会社日本M&Aセンターホールディングスの2025年3月期決算は、売上高が微減となったものの、経常利益と純利益は増加しました。ミッドキャップ案件への注力が奏功し、1件当たりのM&A売上高が増加。自己資本比率も改善し、財務基盤が強化されています。来期は増収増益を見込んでおり、安定した配当政策を維持する方針です。
主な事業セグメント
株式会社日本M&Aセンターホールディングスは、M&Aコンサルティング事業を主な事業セグメントとしています。企業の事業承継や成長戦略支援を行い、M&A案件の仲介やアドバイザリーサービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は440.77億円(前年同期比0.1%減)となりました。経常利益は169.18億円(前年同期比2.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は109.55億円(前年同期比2.1%増)となりました。成約件数は1,078件(前年同期比68件減)でしたが、1件当たりのM&A売上高は3,960万円(前年同期比240万円増)となり、ミッドキャップ案件への注力が成果を上げています。経常利益率は38.4%と前年同期の37.4%から改善しました。
貸借対照表の変化
資産合計は617.86億円(前年同期比5.4%増)となりました。主な増加要因は、投資有価証券が20.94億円増加したことです。負債合計は141.96億円(前年同期比3.2%減)となりました。純資産合計は475.89億円(前年同期比8.2%増)となり、自己資本比率は76.4%(前年同期74.9%)に改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは131.16億円の収入となり、前年同期比24.6%増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは119.82億円の収入となり、前年同期の182.04億円の支出から大きく改善しました。財務活動によるキャッシュ・フローは87.53億円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は387.15億円となり、前年同期比73.6%増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高463億円(当期比5.0%増)、営業利益170億円(同1.7%増)、経常利益170億円(同0.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益110億円(同0.4%増)を見込んでいます。この予想は、業界環境の変化を踏まえつつ、顧客に一層寄り添う時間を創出し、正常な業績達成サイクルへの回帰と確実な業績達成を通じたステークホルダーからの信頼回復を図ることを企図しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり29円(普通配当23円、特別配当6円)となりました。2026年3月期の配当予想も同額の29円(普通配当23円、特別配当6円)を予定しています。これは、上記の施策を着実に実行するため、株主の皆様からの一層のご支援とご理解を得ることを目的としています。
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