2025年9月期第2四半期決算短信の要約
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株式会社LIFULLの2025年9月期第2四半期決算では、HOME'S関連事業の好調により売上収益が7.6%増、営業利益が6.2%増となりました。海外事業の非継続事業化に伴い中間利益が大幅増加し、投資不動産の取得など資産構成にも変化が見られます。通期予想も上方修正され、今後の成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社LIFULLの主な事業セグメントは、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」や不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」を中心とするHOME'S関連事業です。その他、老人ホーム・介護施設の検索サイト「LIFULL介護」などの新規事業も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上収益は142.91億円（前年同期比7.6%増）、営業利益は18.24億円（同6.2%増）となりました。HOME'S関連事業のセグメント利益が21.75億円（前年同期比98.6%増）と大幅に改善し、全体の業績を牽引しています。一方、非継続事業に分類された海外事業の影響により、中間利益は37.25億円と大幅に増加しました。
貸借対照表の変化
資産合計は374.36億円（前期末比9.1%減）となりました。主な変動として、現金及び現金同等物が85.32億円（同41.7%減）に減少し、のれんが3.89億円（同96.1%減）に大幅減少しました。一方、投資不動産が55.54億円、その他の長期金融資産が85.5億円（同285.1%増）に増加しています。負債合計は128.06億円（同24.6%減）となり、資本合計は246.29億円（同1.8%増）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは13.69億円の収入（前年同期は1,200万円の支出）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは93.7億円の支出（前年同期は7,400万円の収入）となり、主に有形固定資産及び投資不動産の取得による支出64.88億円、子会社の支配喪失による減少額27.22億円が影響しています。財務活動によるキャッシュ・フローは27.24億円の収入（前年同期は15.93億円の支出）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上収益285億円（前期比8.3%増）、営業利益33億円（同9.0%増）、親会社の所有者に帰属する当期利益42億円を見込んでいます。海外特定子会社の支配喪失に伴う利益計上により、通期連結業績予想を修正しています。
株主還元
当中間期の配当金は1株当たり0円となっています。2025年9月期の期末配当金については、配当性向30%を基準に、期末時点の発行済株式数をもとに計算し、配当する予定です。また、創業30周年記念配当の実施も予定されています。
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