2024年12月期決算短信の要約
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鳥越製粉株式会社の2024年12月期連結業績は、売上高261億6千800万円（前年同期比0.8％減）、営業利益10億6千300万円（同0.2％増）、経常利益14億100万円（同1.4％増）となりました。精麦部門の堅調な業績が全体を支え、利益は微増となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は9億5千万円（同1.7％減）とわずかに減少しました。
主な事業セグメント
鳥越製粉株式会社の主な事業セグメントは、食料品部門（製粉、食品、精麦）と飼料部門です。製粉では業務用小麦粉、食品ではミックス製品、精麦では食料用大麦を主に扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が261億6千800万円（前年同期比0.8％減）となりました。営業利益は10億6千300万円（前年同期比0.2％増）、経常利益は14億100万円（前年同期比1.4％増）と微増しました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は9億5千万円（前年同期比1.7％減）とわずかに減少しました。精麦部門の業績が堅調に推移したことが、全体の利益を支えた要因となっています。
貸借対照表の変化
総資産は453億9千600万円（前年同期比7.3％増）となり、主に現預金と投資有価証券の増加によるものです。負債は94億5千900万円（前年同期比20.9％増）で、借入金と繰延税金負債の増加が主因です。純資産は359億3千600万円（前年同期比4.2％増）となり、利益剰余金とその他有価証券評価差額金が増加しました。自己資本比率は79.1％と2.3ポイント低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは19億1千900万円の収入（前年同期比14.1％増）となり、主に棚卸資産と売上債権の減少によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは3億8千900万円の支出（前年同期比58.5％減）で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは5億400万円の収入（前年は8億9千100万円の支出）となり、主に長期借入金の増加によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高285億円（前年同期比8.9％増）、営業利益12億5千万円（同17.6％増）、経常利益15億1千万円（同7.7％増）、親会社株主に帰属する当期純利益10億1千万円（同6.3％増）を見込んでいます。中期経営計画「TTC150 Stage3」の最終年度（2026年12月期）の目標数値は、売上高294億円、営業利益13億5千万円に下方修正されました。
株主還元
2024年12月期の1株当たり配当金は41円（前期比24円増）となり、配当総額は9億6千800万円、連結配当性向は100.5％となりました。2025年12月期の配当予想は1株当たり44円です。中期経営計画期間（2024年12月期から2026年12月期）において、配当性向100％を目標とすることに方針を変更しました。
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