2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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高砂熱学工業株式会社の当第3四半期連結累計期間は、売上高が2,651億9,300万円（前年同期比+0.6%）と微増にとどまる一方、営業利益209億2,500万円（同+13.1%）、経常利益229億200万円（同+14.1%）、親会社株主に帰属する四半期純利益166億2,100万円（同+18.2%）と大幅な増益を達成しました。効率的な施工体制と採算改善の取り組みが奏功し、利益率が向上しています。
主な事業セグメント
高砂熱学工業株式会社の主な事業セグメントは、設備工事事業（一般設備、産業設備）と設備機器の製造・販売事業です。設備工事事業が売上高の97.7%を占め、中でも産業設備が55.2%と最大の割合を占めています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,651億9,300万円（前年同四半期比+0.6%）と微増しました。一方、利益面では大幅な改善が見られ、営業利益は209億2,500万円（同+13.1%）、経常利益は229億200万円（同+14.1%）、親会社株主に帰属する四半期純利益は166億2,100万円（同+18.2%）と、いずれも二桁の増益となりました。この利益改善は、効率的な施工体制の取り組みや受注・施工段階での採算改善によるものです。
貸借対照表の変化
資産合計は3,396億6,600万円（前期末比-0.1%）とほぼ横ばいでした。負債合計は1,659億1,300万円（同-4.0%）と減少し、主に短期借入金の減少が要因です。一方、純資産合計は1,737億5,200万円（同+3.9%）と増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加が主な要因です。自己資本比率は50.1%（前期末48.3%）と1.8ポイント改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは52億4,800万円の収入（前年同期は192億9,500万円の支出）となり、大幅に改善しました。投資活動によるキャッシュ・フローは31億9,900万円の支出（前年同期比+57億9,600万円）、財務活動によるキャッシュ・フローは212億400万円の支出（同-145億4,000万円）となりました。結果として、現金及び現金同等物の四半期末残高は300億9,800万円（前期末比-189億6,600万円）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期業績予想は、売上高3,720億円（前期比+2.4%）、営業利益285億円（同+17.8%）、経常利益310億円（同+18.5%）、親会社株主に帰属する当期純利益239億円（同+21.9%）と、増収増益を見込んでいます。この予想は2024年11月1日に公表された数値を継続しており、変更はありません。
株主還元
配当金に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の1株当たり当期純利益は360円と予想されています。
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