令和7年3月期 決算短信の要約
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株式会社高田工業所の当期連結業績は、化学プラントや石油・天然ガスプラントの定期修理工事増加などにより、売上高580億6,700万円(前期比11.1%増)、営業利益29億3,300万円(同22.2%増)と増収増益となりました。次期は減収減益を見込むものの、脱炭素関連投資などの需要に期待がかかります。
主な事業セグメント
株式会社高田工業所の主な事業セグメントは、プラント事業です。具体的には、製鉄プラント、化学プラント、石油・天然ガスプラント、電力設備、エレクトロニクス関連設備・装置、社会インフラ設備などの建設・保全を手掛けています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の連結業績は、売上高が580億6,700万円(前期比11.1%増)、営業利益が29億3,300万円(同22.2%増)、経常利益が28億7,700万円(同20.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が23億900万円(同38.4%増)となりました。化学プラントや石油・天然ガスプラントの定期修理工事、製鉄プラントのカーボンニュートラル関連工事が増加し、増収増益となっています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期比75億2,500万円増の451億5,600万円となりました。主な要因は、完成工事未収入金及び契約資産が55億2,800万円、有形固定資産が16億8,500万円増加したことです。負債合計は38億5,100万円増の245億9,200万円、純資産合計は36億7,300万円増の205億6,300万円となりました。自己資本比率は44.9%と前期比0.9ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは6億4,500万円の支出(前期は17億4,400万円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは24億5,800万円の支出(前期比49.3%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは40億1,900万円の収入(前期は5億6,200万円の支出)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比9億2,400万円増加し、49億2,600万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高564億円(前期比2.9%減)、営業利益22億4,000万円(同23.6%減)、経常利益20億6,000万円(同28.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益14億2,000万円(同38.5%減)を見込んでいます。プラント業界では、脱炭素関連設備等への環境対応投資や半導体関連プラントの建設工事増加が期待される一方、原材料価格高騰や人件費上昇などの懸念材料もあります。
株主還元
当期の期末配当は、1株当たり50円から20円増配し70円とすることが決定されました。次期の配当予想は、1株当たり70円を予定しています。
注意事項
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