2025年3月期決算短信の要約
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株式会社テクノ菱和の2025年3月期連結業績は、産業設備工事を中心とした受注増加と生産性向上により、売上高841.9億円(前期比14.3%増)、経常利益99.35億円(同55.9%増)と大幅な増収増益を達成しました。自己資本比率は66.0%に上昇し、財務基盤も強化されています。今後も成長戦略を推進し、さらなる業績向上を目指す方針です。
主な事業セグメント
株式会社テクノ菱和は、空調衛生設備工事業を主力とし、産業設備工事と一般ビル設備工事を手掛けています。また、電気設備工事業、冷熱機器販売事業、太陽光発電事業、不動産賃貸事業も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高841.9億円(前期比14.3%増)、営業利益96.29億円(同66.2%増)、経常利益99.35億円(同55.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益72.56億円(同61.0%増)と大幅増収増益となりました。産業設備工事を中心に受注が好調で、手持ち工事の進捗も順調に推移しました。生産性向上も利益増加に寄与しています。
貸借対照表の変化
資産合計は801.63億円(前期末比5.2%増)となりました。主な増加要因は、受取手形・完成工事未収入金等の49.41億円増加と現金及び預金の26.49億円増加です。負債合計は272.15億円(同0.6%増)、純資産合計は529.48億円(同7.6%増)となりました。自己資本比率は66.0%(前期末64.5%)に上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは46.51億円の収入(前期は14.53億円の支出)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益101.19億円の計上、仕入債務の増加14.02億円などです。投資活動によるキャッシュ・フローは1.59億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは17.9億円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高900億円(前期比6.9%増)、営業利益101億円(同4.9%増)、経常利益104億円(同4.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益73億円(同0.6%増)を見込んでいます。中期3か年事業計画の最終年度(2027年3月期)の目標値を、売上高910億円、経常利益105億円に上方修正しました。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり100円(中間50円、期末50円)となる予定です。2026年3月期は1株当たり4円増配の年間104円(中間50円、期末54円)を予定しています。
注意事項
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