2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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株式会社関電工の2025年3月期第3四半期決算は、完成工事高が前年同期比12.9%増の4,554億9,200万円、営業利益が68.2%増の419億3,200万円と大幅な増収増益となりました。好調な業績を受けて通期予想も上方修正され、年間配当も前期比で倍増となる82円に引き上げられました。
主な事業セグメント
株式会社関電工は、設備工事業を主な事業セグメントとしています。電気機器販売業、不動産事業、リース業及び発電事業も展開していますが、これらは「その他」のセグメントに含まれています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は大幅に改善しました。完成工事高は前年同期比12.9%増の4,554億9,200万円、営業利益は68.2%増の419億3,200万円、経常利益は65.1%増の433億4,200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は59.1%増の318億9,600万円となりました。特に営業利益の伸びが顕著で、売上高の成長を上回る利益率の改善が見られます。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比1.2%減の5,604億8,000万円となりました。主な変動として、受取手形・完成工事未収入金等が179億9,300万円減少し、投資有価証券が68億1,100万円減少しました。一方、純資産は前期末比5.3%増の3,639億9,300万円となり、自己資本比率は3.9ポイント増加して62.7%に改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細は記載されていませんが、支払手形・工事未払金等が192億400万円減少し、未払法人税等が62億8,100万円減少しています。これらの変動は、営業活動によるキャッシュ・フローにマイナスの影響を与えた可能性があります。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想が上方修正されました。売上高は前期比11.3%増の6,660億円、営業利益は39.2%増の570億円、経常利益は36.5%増の582億円、親会社株主に帰属する当期純利益は52.5%増の417億円を見込んでいます。これは第3四半期までの好調な業績を反映したものと考えられます。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想が82円に上方修正されました。これは前期の41円から大幅に増加しており、第2四半期末には創立80周年記念配当2円を含む26円が支払われました。期末配当は56円を予定しています。
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