2025年３月期 決算短信の要約
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日本リーテック株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高686億6,900万円（前年比17.3%増）、営業利益51億9,900万円（同51.5%増）と大幅な増収増益を達成しました。電気設備工事業の伸長が業績を牽引し、特に屋内外電気設備と送電線設備の完成工事高が大きく増加しました。自己資本比率67.3%と財務基盤も強固で、今後の持続的成長が期待されます。
主な事業セグメント
日本リーテック株式会社の主な事業セグメントは、電気設備工事業、兼業事業、不動産賃貸事業です。電気設備工事業では鉄道電気設備、道路設備、屋内外電気設備、送電線設備の工事を行っています。兼業事業では標識等の製造・販売、不動産賃貸事業では所有不動産の賃貸を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前年比17.3%増の686億6,900万円と過去最高を記録しました。営業利益は51.5%増の51億9,900万円、経常利益は52.3%増の59億5,500万円、親会社株主に帰属する当期純利益は70.9%増の47億3,300万円と大幅な増益となりました。これは主に、前年度からの繰越工事高と堅調な受注を背景とした施工の進捗によるものです。電気設備工事業の完成工事高は18.6%増加し、特に屋内外電気設備と送電線設備で大きく伸長しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前年比8.4%増の946億2,500万円となりました。主な変動として、受取手形・完成工事未収入金等が71億2,200万円増加し、建物・構築物が11億7,100万円増加しました。負債合計は12.2%増の308億9,600万円となり、支払手形・工事未払金等が22億2,500万円増加しました。純資産は6.6%増の637億2,800万円となり、利益剰余金が38億6,700万円増加しました。自己資本比率は67.3%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加があったものの、売上債権の増加等により20億4,000万円の収入（前年比47.2%減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により11億8,500万円の支出（前年比35.9%減）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い等により14億4,200万円の支出（前年比50.2%増）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高723億円（前年比5.3%増）、営業利益53億3,000万円（同2.5%増）、経常利益60億円（同0.8%増）、親会社株主に帰属する当期純利益42億円（同11.3%減）を見込んでいます。個別業績では、売上高634億円（同5.7%増）、経常利益47億7,000万円（同6.4%増）、当期純利益33億3,000万円（同7.7%減）を予想しています。
株主還元
2025年3月期の期末配当金は、前期比42円増配の1株当たり77円を予定しています。2026年3月期は、新たな株主還元方針に基づき、さらに5円増配の82円を予定しています。新方針では、DOE（株主資本配当率）3.2%を目安とした安定的かつ累進的な配当を目指しています。
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