2024年12月期決算短信の要約
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住友林業の2024年12月期連結業績は、売上高2兆536億円(前期比18.5%増)、営業利益1,945億円(同33.0%増)と大幅増収増益となりました。特に建築・不動産事業が好調で、米国での戸建住宅事業が業績を牽引しています。2025年12月期も売上高2兆5,560億円(同24.5%増)を見込むなど、更なる成長を目指しています。
主な事業セグメント
住友林業株式会社の主な事業セグメントは、木材建材事業、住宅事業、建築・不動産事業、資源環境事業です。木材建材事業では木材・建材の仕入・製造・加工・販売、住宅事業では戸建住宅・集合住宅の建築工事請負やリフォーム、建築・不動産事業では海外での住宅販売や開発、資源環境事業では再生可能エネルギー事業や森林資源事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が2兆536億5,000万円(前期比18.5%増)、営業利益が1,945億8,800万円(同33.0%増)、経常利益が1,979億5,500万円(同24.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,165億2,800万円(同14.1%増)となりました。特に建築・不動産事業が好調で、売上高が1兆2,399億9,700万円(同30.8%増)、経常利益が1,474億5,100万円(同31.6%増)と大きく伸長しています。米国での戸建住宅事業が堅調に推移し、豪州でも業績が回復しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比4,364億200万円増の2兆2,611億2,800万円となりました。主に米国での分譲住宅事業拡大に伴う販売用不動産の増加や為替換算の影響によるものです。負債は前期末比2,427億3,700万円増の1兆2,410億200万円となりました。借入金の増加が主な要因です。純資産は1兆201億2,700万円、自己資本比率は40.7%となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは270億7,800万円の収入となりました。前期の1,253億円の収入から大幅に減少しています。これは主に米国での分譲住宅事業拡大に伴う販売用不動産の増加によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは1,351億300万円の支出となり、前期比226億600万円支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは1,332億2,500万円の収入となり、前期比1,229億8,900万円収入が増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高2兆5,560億円(前期比24.5%増)、営業利益1,950億円(同0.2%増)、経常利益2,050億円(同3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,230億円(同5.6%増)を見込んでいます。引き続き海外住宅・不動産事業の拡大や国内事業の構造改革を進め、更なる成長を目指す方針です。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり145円(中間65円、期末80円)となる予定です。2025年12月期は年間182円(中間91円、期末91円)を予定しており、配当性向30%以上、年間配当金の下限を150円とする新たな株主還元方針を発表しています。
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