日本道路(株)の決算情報

日本道路株式会社の主な事業セグメントは、建設事業、製造・販売事業、共創事業です。建設事業は舗装、土木、建築工事を行い、製造・販売事業はアスファルト合材等の製造・販売・リサイクルを行っています。共創事業はリース事業、不動産業、ソフトウェア開発等を行っています。

当連結会計年度の売上高は1,642.94億円（前年同期比2.4%増）、営業利益は98.95億円（同26.3%増）、経常利益は101.34億円（同26.8%増）、親会社株主に帰属する当期純利益は63.24億円（同25.1%増）となりました。建設事業において工事価格への適正な価格転嫁と徹底した工事管理により採算性が向上し、増収増益となっています。

資産合計は1,567.41億円（前年同期比4.5%増）となりました。主な要因は、現金預金が86.75億円増加したことです。負債合計は519.8億円（同4.6%増）となり、主に未成工事受入金が13.72億円増加しました。純資産合計は1,047.61億円（同4.5%増）となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは151.17億円の資金増加となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益94.9億円の計上と売上債権の減少28.96億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは38.96億円の資金減少となり、主に有形固定資産の取得による支出29.7億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは26.4億円の資金減少となりました。

次連結会計年度の業績予想は、売上高1,670億円（当期比1.6%増）、営業利益94億円（同5.0%減）、経常利益95億円（同6.3%減）、親会社株主に帰属する当期純利益61億円（同3.5%減）を見込んでいます。公共事業投資は底堅く推移する見通しですが、民間投資も堅調に推移すると予想されています。

当期の期末配当金は1株当たり60円とされました。次期の配当予想については、清水建設株式会社による公開買付けにより上場廃止となる予定のため記載されていません。