2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社富士ピー・エスの第3四半期決算は、売上高241.3億円（前年同期比23.8％増）、営業利益3.52億円（同190.7％増）と大幅な増収増益となりました。潤沢な手持ち工事の順調な進捗が主因です。通期予想は売上高332.2億円、営業利益7.85億円を見込み、予想配当は1株当たり9円です。
主な事業セグメント
株式会社富士ピー・エスの主な事業セグメントは、土木事業、建築事業、不動産賃貸事業です。土木事業は高速道路の維持更新や４車線化など社会インフラ整備が中心で、建築事業は主に首都圏を中心とした再開発事業が順調に進んでいます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、受注高が191.22億円（前年同四半期比14.3％減）となりました。一方、売上高は241.3億円（前年同四半期比23.8％増）と大幅に増加しました。利益面では、営業利益3.52億円（前年同四半期比190.7％増）、経常利益3.58億円（前年同四半期比208.7％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益1.94億円（前年同四半期比171.6％増）と大幅な増益となりました。これは主に潤沢な手持ち工事が順調に進捗したことによるものです。
貸借対照表の変化
総資産は379.29億円（前期末比12.7％増）となりました。主な増加要因は、受取手形、完成工事未収入金等及び契約資産の32.27億円増加、現金預金の8.82億円増加です。負債は275.92億円（前期末比18.6％増）となり、主に短期借入金が48.94億円増加しました。純資産は103.36億円（前期末比0.7％減）とほぼ横ばいでした。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、現金預金が前期末比8.82億円増加しています。また、営業活動によるキャッシュ・フローに関連する項目として、受取手形、完成工事未収入金等及び契約資産が32.27億円増加、支払手形及び工事未払金が9.36億円減少しています。投資活動では有形固定資産が5.28億円増加、財務活動では短期借入金が48.94億円増加、長期借入金が3.87億円減少しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の連結業績予想は、売上高332.2億円（前期比16.3％増）、営業利益7.85億円（同39.0％増）、経常利益7.5億円（同36.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益4.25億円（同2.3％増）を見込んでいます。第3四半期までの業績は順調に推移しており、通期予想に変更はありません。
株主還元
2025年3月期の配当予想は1株当たり9円を予定しています。これは前期の配当金11円（普通配当9円、記念配当2円）から記念配当分を除いた金額となっています。
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