2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社北海電工の2025年3月期連結業績は、電力関連工事や半導体工場関連工事の好調により、売上高689億2,500万円(前年同期比14.7%増)、営業利益34億8,200万円(同21.9%増)と増収増益となりました。継続的な原価低減努力により利益率も改善し、自己資本比率は66.9%に上昇しています。
主な事業セグメント
株式会社北海電工は、配電線工事、発送変電工事、地中線工事、通信工事、屋内配線工事、その他工事を主な事業セグメントとする総合設備企業です。北海道電力関連の工事が売上高の約70%を占めています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が689億2,500万円(前年同期比14.7%増)、営業利益34億8,200万円(同21.9%増)、経常利益36億5,400万円(同20.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益24億8,100万円(同22.9%増)と増収増益となりました。電力関連工事や半導体工場関連工事、官庁工事の進捗が順調だったことが増収の要因です。継続的な原価低減努力により利益率も改善しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期比6.4%増の498億円となりました。主に現金預金が22億7,600万円増加したことが要因です。負債合計は1.4%減の164億8,800万円、純資産は10.8%増の333億1,100万円となりました。自己資本比率は2.7ポイント上昇し66.9%に改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは46億2,800万円の収入(前期は13億300万円の支出)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得などにより19億3,300万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払いなどにより4億1,900万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期比22億7,600万円増加し111億3,900万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高676億円(前期比1.9%減)、営業利益27億2,000万円(同21.9%減)、経常利益29億円(同20.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益19億4,000万円(同21.8%減)と減収減益を見込んでいます。北海道での再生可能エネルギー導入計画や半導体工場建設、データセンター立地構想などを背景に建設需要は堅調に推移すると予想されますが、受注競争の激化や資材価格高騰、労働者不足などの課題も想定されています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、中間配当10円(創立80周年記念配当)と期末配当10円を合わせて1株当たり20円となる予定です。2026年3月期も中間配当10円、期末配当10円の年間20円を予定しています。
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