2025年３月期 決算短信の要約
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三井住友建設の2025年3月期連結業績は、売上高4,630億円(前期比3.4%減)、営業利益76億円(同10.7%減)、経常利益37億円(同40.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益9億円(同78.6%減)となりました。国内大型建築工事での損失計上があったものの、その他工事の採算改善により減益幅を抑制しています。
主な事業セグメント
三井住友建設株式会社の主な事業セグメントは、土木工事事業と建築工事事業です。土木工事では主に官公庁発注のPC橋梁等を施工し、建築工事では主に民間企業発注の超高層住宅等を施工しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の連結業績は、売上高が前期比3.4%減の4,630億円となりました。利益面では、国内大型建築工事で131億円の損失を計上したものの、その他工事の採算改善により、営業利益は76億円(前期比10.7%減)、経常利益は37億円(同40.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億円(同78.6%減)となりました。土木部門の売上高は前期並みでしたが、利益率が低下。建築部門は売上高が減少したものの、採算重視の取り組みにより利益率が改善しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比4.4%減の3,935億円となりました。負債合計は前期末比5.5%減の3,162億円、純資産合計は前期末比0.2%増の773億円となりました。自己資本比率は前期末の17.0%から17.8%に改善しました。主な変動として、現金預金が240億円減少、未成工事受入金が265億円増加、工事損失引当金が170億円減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは167億円の支出(前期は215億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは26億円の収入(前期は135億円の収入)、財務活動によるキャッシュ・フローは69億円の支出(前期は75億円の支出)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比207億円減少し、689億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年5月14日付で公表された「インフロニア・ホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けの開始予定に関する賛同の意見表明及び応募推奨のお知らせ」のとおり、本公開買付け及びその後の一連の手続きにより、当社株式は上場廃止となる予定であることを前提としているため、2026年3月期の業績予想は記載されていません。
株主還元
当期の配当は前期と同額の1株につき年14円とすることが予定されています。2026年3月期の配当については、上場廃止予定を前提としているため未定となっています。
注意事項
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