2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社ヤマウラの当期業績は、売上高356億1,300万円(前年同期比5.1%減)、営業利益38億9,100万円(同10.1%減)となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は30億200万円(同0.9%増)と微増しました。自己資本比率は75.5%に改善し、次期は増収増益を見込んでいます。工場建築での強みを活かしつつ、各事業セグメントの連携強化により更なる成長を目指しています。
主な事業セグメント
株式会社ヤマウラは、建設事業、エンジニアリング事業、開発事業等の3つの事業セグメントを展開しています。建設事業では建築・土木工事、エンジニアリング事業では橋梁・電気通信・水圧鉄管工事等、開発事業等では不動産の売買・賃貸等を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高が356億1,300万円(前年同期比5.1%減)、営業利益38億9,100万円(同10.1%減)、経常利益39億6,800万円(同4.4%減)となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は30億200万円(同0.9%増)と微増しました。建設事業の受注高は減少しましたが、工場建築では2年連続で長野県内施工実績ナンバーワンとなり、グループの売上に貢献しています。
貸借対照表の変化
総資産は308億3,500万円となり、主に電子記録債権の減少によるものです。負債は75億6,600万円で、主に工事未払金等と契約負債が減少しました。純資産は232億6,800万円となり、自己資本比率は11.5ポイント増加して75.5%となりました。これにより財務体質が改善されたことが分かります。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは7,900万円の獲得(前年同期比48億500万円減)となりました。これは主に売上債権の減少13億3,000万円があった一方、仕入債務の減少15億9,000万円、契約負債の減少13億2,700万円等があったためです。投資活動では6億600万円を使用し、財務活動では2億8,300万円を使用しました。結果として、現金及び現金同等物は8億900万円減少し、期末残高は121億5,000万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期連結業績見通しは、売上高386億5,900万円(前年同期比8.6%増)、営業利益41億7,700万円(同7.3%増)、経常利益47億2,100万円(同19.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益31億3,700万円(同4.5%増)を見込んでいます。各事業セグメントの強みを強化しながら連携を深め、シナジー効果を発揮し、市場ニーズを的確に捉えた事業を積極的に推進する方針です。
株主還元
当期の配当金総額は4億5,400万円、1株当たり配当金は24円となりました。次期の配当予想は、1株当たり26円(中間配当13円、期末配当13円)を予定しています。これは前期比2円の増配となります。
注意事項
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