2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社ソネックの当期業績は、売上高が減少したものの利益面で大幅な改善が見られました。建設事業の完成工事総利益率上昇が寄与し、営業利益は164.2%増、親会社株主に帰属する当期純利益は245.5%増となりました。次期は更なる増収増益を見込んでおり、建設事業を中心に堅調な業績が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社ソネックの主な事業セグメントは、建設事業と運輸事業です。建設事業では建築・土木その他建設工事全般および不動産に関する事業を行っており、運輸事業では貨物の運送に関する事業を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は前期比6.1%減の151.96億円となりました。一方、利益面では大幅な改善が見られ、営業利益は前期比164.2%増の6.58億円、経常利益は132.0%増の7.37億円、親会社株主に帰属する当期純利益は245.5%増の5億円となりました。建設事業の完成工事総利益率が3.6ポイント上昇したことが主な要因です。受注高は前期比5.9%増の181.54億円と好調でした。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比11.0%増の129億円となりました。主な変動として、受取手形・完成工事未収入金等が18.51億円増加しました。負債合計は32.0%増の38.37億円となり、未成工事受入金が7.2億円増加しました。純資産合計は4.1%増の90.62億円となり、利益剰余金が2.81億円増加しました。自己資本比率は前期末の75.0%から70.2%に低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは6.54億円の減少となりました。主な要因は、売上債権の増加17.98億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは4.72億円の減少で、主に有形固定資産の取得3.28億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは2.19億円の減少となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末より13.46億円減少し、13.05億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期連結会計年度の業績予想として、売上高は前期比32.3%増の200.99億円、営業利益は66.7%増の10.99億円、経常利益は61.1%増の11.88億円、親会社株主に帰属する当期純利益は62.6%増の8.15億円を見込んでいます。建設事業の受注高は前期実績並みの175億円を計画しています。
株主還元
当期の配当金は1株当たり30円（年間）を予定しています。次期の配当金も1株当たり30円（年間）を予定しており、配当性向は26.9%となる見込みです。
注意事項
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