東建コーポレーション(株)の決算情報

東建コーポレーション株式会社の主な事業セグメントは、建設事業と不動産賃貸事業です。建設事業では主にアパートや賃貸マンションの建設を行い、不動産賃貸事業ではサブリース経営代行システムによる家賃収入や管理料収入を得ています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は2,711億4,600万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は166億6,600万円(同97.8%増)、経常利益は169億9,400万円(同96.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は114億5,000万円(同96.6%増)となりました。建設事業の完成工事高増加や、不動産賃貸事業の管理物件数増加による家賃収入等の増加が主な要因です。特に建設事業では、過年度の販売価格改定後の物件完工により利益率が改善しました。

資産合計は2,165億7,100万円(前期末比3.1%増)となりました。主な変動として、流動資産の現金預金が36億1,700万円増加し、固定資産の長期貸付金が10億4,300万円増加しています。負債合計は869億4,900万円(同1.6%減)となり、未成工事受入金が16億700万円減少しました。純資産合計は1,296億2,200万円(同6.6%増)となり、利益剰余金が80億8,900万円増加しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金預金が36億1,700万円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・フローは良好であると推測されます。投資活動では長期貸付金の増加が見られ、財務活動については大きな変動は見られません。

2025年4月期通期の連結業績予想は、売上高3,640億5,200万円(前期比6.8%増)、営業利益192億3,900万円(同47.6%増)、経常利益196億4,800万円(同46.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益131億6,100万円(同47.2%増)を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、前回発表からの変更はありません。

2025年4月期の年間配当金は1株当たり330円を予定しています。これは前期の250円から80円の増配となります。配当性向は33.7%となる見込みです。