2025年２月期 決算短信の要約
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株式会社ダイセキ環境ソリューションの2025年2月期決算では、売上高199.44億円(前年同期比17.4％減)、経常利益22.56億円(同19.9％減)となりました。土壌汚染調査・処理事業の減収を資源リサイクル事業が一部補い、次期は増収増益を見込んでいます。自己資本比率60.2％と財務基盤は安定しており、増配も予定されています。
主な事業セグメント
株式会社ダイセキ環境ソリューションは、土壌汚染調査・処理事業と資源リサイクル事業を主な事業セグメントとしています。土壌汚染調査・処理事業では、土壌汚染の調査から浄化処理まで一貫して請け負っています。資源リサイクル事業では、廃石膏ボードリサイクル、BDF、PCB、古紙・一般廃棄物処理などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高199.44億円(前年同期比17.4％減)、営業利益22.53億円(同19.3％減)、経常利益22.56億円(同19.9％減)、親会社株主に帰属する当期純利益12.34億円(同30.7％減)となりました。土壌汚染調査・処理事業では、前年度の大規模案件収束により減収減益となりましたが、関東での大規模案件受注が業績に寄与しました。資源リサイクル事業では、PCB事業の好調や子会社の業績貢献により増収増益となりました。
貸借対照表の変化
当連結会計年度末の総資産は290.31億円(前年同期比6.1％増)となりました。主な増加要因は土地の取得です。負債は100.64億円(同4.0％増)となり、主に長期借入金が増加しました。純資産は189.66億円(同7.3％増)となり、主に利益剰余金の増加によるものです。自己資本比率は60.2％と前年同期比0.3ポイント上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは18.51億円の収入(前年同期比42.6％減)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益と減価償却費です。投資活動によるキャッシュ・フローは33.93億円の支出(同6.6％増)となり、主に静岡の土地取得や機械設備更新によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは5.04億円の収入(同66.9％減)となり、主に長期借入れによる収入と返済によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高210億円(前年同期比5.2％増)、経常利益24億円(同6.3％増)、親会社株主に帰属する当期純利益13.5億円(同9.3％増)を見込んでいます。不動産需要は底堅く推移すると予測され、高付加価値かつ大規模案件の受注拡大を目指す方針です。
株主還元
当期の配当金は、1株当たり年間14円(前期比2円増)となりました。次期の配当予想は、1株当たり年間16円(当期比2円増)を予定しています。
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