2025年12月期 第１四半期決算短信の要約
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INPEXの2025年12月期第1四半期は、原油・天然ガスの販売数量減少と価格下落により売上収益が10.0%減少しましたが、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3.7%増加しました。通期業績予想は原油価格下落と円高を反映し下方修正されましたが、配当は増配を予定しています。
主な事業セグメント
INPEXの主な事業セグメントは、国内石油・天然ガス事業（国内O&G）、海外石油・天然ガス事業（海外O&G）のイクシスプロジェクト、その他のプロジェクト、および再生可能エネルギー・電力関連事業等のその他事業です。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期の連結業績は、売上収益が前年同期比10.0%減の5,368億円となりました。これは主に販売数量の減少と販売価格の下落によるものです。一方、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比3.7%増の1,262億円となりました。セグメント別では、国内O&Gの利益が95.7%増加し、海外O&Gのイクシスプロジェクトは18.3%減少、その他のプロジェクトは39.4%増加しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比3.5%減の7兆1,189億円となりました。主な変動は、流動資産が0.7%増の8,764億円、非流動資産が4.1%減の6兆2,424億円です。負債合計は0.3%増の2兆2,492億円、資本合計は5.2%減の4兆8,697億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動、投資活動、財務活動によるキャッシュフローの詳細な数値は記載されていませんが、現金及び現金同等物は前連結会計年度末から1,074億円減少し1,342億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は下方修正されました。通期の売上収益は前回予想比14.0%減の1兆8,220億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は9.1%減の3,000億円を見込んでいます。これは主に原油価格の下振れリスクと円高基調への変化を反映したものです。
株主還元
2025年12月期の1株当たり配当金予想は、中間配当45円、期末配当45円の年間90円となっています。これは前期の年間86円から4円の増配となります。
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