2024年12月期 決算短信の要約
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株式会社カウリスの2024年12月期決算は、売上高12.25億円（前年同期比23.1％増）、営業利益4.12億円（同39.5％増）と大幅な増収増益を達成しました。マネー・ローンダリング対策需要の高まりや新サービスリリースが成長を牽引し、上場による資金調達で財務基盤も強化されています。今後は人材投資を積極化し、長期的な成長を目指す方針です。
主な事業セグメント
株式会社カウリスは、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を提供しています。金融機関を中心に、情報セキュリティとマネー・ローンダリング対策のソリューションを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の経営成績は、売上高12.25億円（前年同期比23.1％増）、営業利益4.12億円（同39.5％増）、経常利益3.88億円（同32.1％増）、当期純利益2.76億円（同6.1％増）となりました。マネー・ローンダリング対策における取引モニタリングの導入需要が高まり、商談の引き合いが増加しました。12月には新サービス「Fraud Alert 入出金検知」をリリースし、事業拡大を図っています。
貸借対照表の変化
資産合計は20.24億円（前年同期比71.7％増）となり、主に上場時の増資による現金及び預金の増加7.78億円が寄与しました。負債合計は7.08億円（同2.5％減）、純資産合計は13.15億円（同191.3％増）となりました。自己資本比率は65.0％と大幅に改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2.66億円の収入となり、主に税引前当期純利益3.88億円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは0円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは5.12億円の収入となりました。これは主に株式発行による収入5.79億円によるものです。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前年同期比81.5％増の17.33億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の業績見通しは、売上高13.7億円（前年同期比11.8％増）、営業利益2.58億円（同37.5％減）、経常利益2.52億円（同35.1％減）、当期純利益1.61億円（同41.7％減）を予想しています。人員増強による費用増加を見込んでいますが、長期的な成長に向けた投資と位置付けられています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年12月期の配当予想は0円となっています。
注意事項
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