(株)トライアルホールディングスの決算情報

株式会社トライアルホールディングスの主な事業セグメントは、流通小売事業、リテールAI事業、その他事業（不動産・リゾート事業）です。流通小売事業では、食品や日用消耗品を中心とした商品を24時間販売する店舗を展開しています。

当第３四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が6,000.37億円（前年同期比11.7％増）と大幅に増加しました。一方で、営業利益は134.64億円（同12.6％減）、経常利益は144.93億円（同10.4％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は83.74億円（同11.8％減）と減少しています。売上高の増加は主に流通小売事業の既存店売上高の伸びと新規出店によるものですが、利益面では減少傾向にあります。

総資産は前連結会計年度末比4.4％減の2,710.7億円となりました。主な変動として、現金及び預金が48.3％減少し、建物及び構築物が16.2％増加しています。負債は前連結会計年度末比12.0％減の1,455.68億円となり、買掛金が14.3％減少しています。純資産は前連結会計年度末比6.2％増の1,255.01億円となり、利益剰余金が9.1％増加しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前連結会計年度末から443.87億円減少しています。これは主に新規出店や既存店舗の改装などの設備投資によるものと推測されます。また、減価償却費は前年同期の86.6億円から99.57億円に増加しており、設備投資の拡大を反映しています。

2025年6月期の通期連結業績予想は、売上高8,029億円（前期比11.8％増）、営業利益192億円（同0.2％増）、経常利益204億円（同3.1％増）、親会社株主に帰属する当期純利益104億円（同9.1％減）と修正されました。売上高は大幅な増加を見込む一方、利益面では微増または減少を予想しています。

2025年6月期の年間配当金は、前期の15円から1円増配の16円を予定しています。配当性向は約18.8％となる見込みです。