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投資を始めたきっかけは? 投資開始後の悩みは? 投資経験1年以内の初心者に聞いてみた!

「貯蓄から投資へ」のシフトが推し進められる昨今、「そろそろ投資を始めたほうがいいのかな?」とプレッシャーを感じている方もいるのではないでしょうか。日本証券業協会によると、2023年6月末時点のNISA口座数は1,290万口座(※)に達したことがわかりました。投資のスタートを切る人は、今もなお増え続けている状況にあります。そこで本記事では、投資経験1年以内の初心者の方を対象に、投資を始めたきっかけや開始後の悩みについてアンケート調査を実施。その調査結果とともに、これから投資を始める方向けのワンポイントアドバイスもお伝えします。(監修者:金融オンライン・アドバイザー 金谷理恵)

※1:引用元 日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果(2023年6月30日現在)について」P2(外部サイト)

【調査概要】
・アンケート対象:1年以内にSBI証券で口座開設し、投資を開始した方
・サンプル数:542人
・調査期間:2023年9月19日~2023年9月20日
・調査方法:インターネットアンケート
※文中で提示している割合は、サンプル数に対する割合を表しています。


口座開設したきっかけは? 「NISA」と答えた方が46.9%

まずは、アンケート対象者が口座開設したきっかけから見ていきましょう。「口座開設したきっかけを教えてください(複数選択可)」という質問には、254人(46.9%)が「NISA制度を活用したい」と答えました。

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2024年から新NISAが始まることもあり、「NISAを資産形成に役立てよう」という流れが本格化しているように見えます。

NISAのメリットは、投資で得た利益への課税がないことです。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座の投資利益は非課税扱いです。つまり、もしNISAで10万円の投資利益が出れば、約2万円の節税効果を得られるということです。長期の積立投資では、得られる投資利益は大きくなる可能性もあるので、NISAの非課税メリットを利用しない手はありません。ただし、NISA口座で損失が生じた場合でも他の口座(特定口座や一般口座)における利益と損益通算(相殺)することはできませんのでご注意ください。

NISAに次いで多かった答えは、「貯金だけだと不安」173人(31.9%)、「知人や友人、家族が始めていた」125人(23.1%)でした。将来に向けた資産形成の手段の1つとして投資を始めた方、身近な人の影響で投資に興味を持った方が多いようです。

<ワンポイントアドバイス>
投資での資産形成を検討している方は、長期の積立投資でどのくらいの利益が得られるのか、積立シミュレーションをしてみましょう。SBI証券のツールを使えば、毎月の積立額や積立期間を選ぶだけで簡単にシミュレーションが可能です。

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関連質問1:あなたは投資に関する知識をどの程度持っていますか?

口座開設したきっかけに関連する質問として、「あなたは投資に関する知識をどの程度持っていますか?(単一選択)」と聞いたところ、「知識が豊富」と答えた方は11人(2.0%)にとどまりました。それに対し、「基本的な知識がある」と答えた方は289人(53.3%)、「ほとんど知識がない」と答えた方は242人(44.7%)でした。

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「十分な知識がないから投資を始められない」と思いがちですが、実は半数近くの方がほとんど知識のないまま投資をスタートしています。もちろん投資知識があるに越したことはありませんが、実際に投資をやってみて初めてわかることもあるでしょう。あまり難しく考えすぎず、少額から投資を始めてみて、やりながら知識を深めていくのも一つの手です。

<ワンポイントアドバイス>
投資知識に自信がない方は、今話題のNISAの仕組みから学んでみませんか? SBI証券の投資情報メディアでは、「そもそもNISAって?」「新NISAで何が変わるの?」など、初心者がつまずきやすいポイントを動画や漫画でわかりやすく解説しています。通勤中や家事の合間など、空いた時間にぜひご覧ください。

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関連質問2:投資の目的を教えてください。

「投資の目的を教えてください(複数選択可)」という質問もしてみたところ、最も多かった回答は「老後資金や趣味など自分のための資金を準備するため」で331人(61.1%)でした。「とりあえず資産を増やしたいから」という回答も301人(55.6%)を占めており、投資は資産形成の手段の一つとして浸透しつつあるようです。
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なかには「株式相場で遊びたい(50代男性)」「ビールや焼き肉程度の小遣いを稼ぎたい(70代男性)」という無邪気な回答も。新NISA開始後は「趣味は投資!」という方がますます増えていきそうです。


投資方針は? 「株式現物取引」「投資信託」での運用が約7割

投資経験1年以内の初心者は、どのような方針で投資を行っているのでしょうか。「現在取引されているサービス・金融商品を教えてください(複数選択可)」という質問には、「株式現物取引」381人(70.3%)と「投資信託」377人(69.6%)の2つの回答が大多数でした。また、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」と答えた方も102人(18.8%)にのぼり、税制優遇をうまく活用しながら投資を行っている方が多く見受けられます。

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ちなみに、「今後取引を検討されているサービス・金融商品を教えてください(複数選択可)」という質問でも、「株式現物取引」173人(31.9%)と「投資信託」199人(36.7%)に票が集まりました。次に多かった回答は「外国株式・海外ETF」169人(31.2%)で、海外の金融商品に興味を持っている方も少なからずいるようです。

金融オンライン・アドバイザー 金谷さん:
投資初心者の方は、「株式現物取引」よりも「投資信託」への投資がおすすめです。株価指数などと同じ値動きを目指すインデックスファンドに投資をすれば、複数の投資先に同時に投資ができ、簡単にリスク分散ができます。また、毎月一定額を投資する積立投資であれば、買付のタイミングをほとんど気にせず気軽に始められるのでおすすめです。


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投資の不安や疑問は? 売買タイミングや銘柄選びに悩む人多数

元本保証のある銀行預金と違い、投資は損失が出てしまうこともあります。「投資に関して不安や疑問を感じていることはありますか?(複数選択可)」という質問には、「売り・買いの適切なタイミング」316人(58.3%)、「銘柄の選び方」256人(47.2%)といった回答が目立ちました。投資の結果を左右する売買タイミングや銘柄選びは、多くの初心者にとって悩みの種となっているようです。また、「投資している銘柄の価格下落」239人(44.1%)という回答も多く、損失に対する不安の強さも垣間見えました。

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こうした悩みを解決するには、少しずつでも投資知識をつけて、自分のリスク許容度に合った運用をする必要があります。そこで、「あなたが投資に関する知識を向上させるために何を活用していますか?(複数選択可)」という質問をしたところ、特に多かった回答は「インターネットサイト」322人(59.4%)、「動画」269人(49.6%)、「書籍や雑誌、新聞購読」254人(46.9%)の3つでした。一方、「何もしていない」と答えた方は35人(6.5%)にとどまり、ほとんどの方が何かしらの方法で投資知識を向上させる努力をしていることがわかります。

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<ワンポイントアドバイス>
SBI証券の投資情報メディアは、銘柄選びのヒントとなるレポート・コラムが満載です。人気の高配当・優待銘柄やアナリストのおすすめ銘柄、好業績銘柄など、さまざまな切り口から注目株を紹介しているので、ピンとくる銘柄に出会えるかもしれません。

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リアルな投資の成功&失敗体験を知りたい方は、Yahoo!ファイナンスの掲示板がおすすめです。全国の投資家の声をリアルタイムで閲覧できるので、周りに投資をしている方がいなくて不安な方は、一度のぞいてみるとよいでしょう。

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※掲示板は、投稿者の個人的な意見が書き込まれたものであり、情報の正確性は保証されていません。


SBI証券を選んだ理由は? 82.5%が「手数料の安さ」で選択

投資を始めるには、証券会社で口座開設する必要があります。さまざまな証券会社があるなかで、現在SBI証券を使っている方は、何を決め手に選んだのでしょうか。「SBI証券を選んだ理由を教えてください(複数回答可)」と聞いたところ、なんと447人(82.5%)が「手数料が安い」と答えました。ほかに多かったのは「取扱商品が豊富である」255人(47.1%)、「信頼性・知名度がある」187人(34.5%)、「投資情報が充実している」151人(27.9%)という回答です。

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SBI証券は 業界初の“ゼロ革命”として、2023年9月30日から国内株式の売買手数料を無料化しました(所定の条件あり)。さらに先日、新NISAにおける米国株式・海外ETFの売買手数料の無料化も発表されたため、手数料の安さからSBI証券を選ぶ方は今後ますます増えていきそうです。

ゼロ革命バナー
(外部サイト)

最後に「口座開設後のSBI証券の感想を教えてください(単一選択)」という質問もしてみました。すると「非常に満足している/満足している」365人(67.3%)、「どちらでもない」153人(28.2%)、「まったく満足していない/満足していない」24人(4.5%)という結果に。SBI証券で口座開設した初心者の7割近くは、SBI証券のサービスに満足しているとわかりました。

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以下に、詳しい感想を抜粋して紹介します。

<ポジティブな感想>
・売り買いなどやりやすいと思いますし、分からないことを電話で聞いた際もとても丁寧に対応して頂き満足してます。(40代男性)
・ポートフォリオやその他のツールが一目で見やすく非常に満足しています。(70代女性)
・手数料の安さと豊富な品揃えが良いです。(50代男性)
・初心者でも利用しやすい仕様になっていて良かったです。(30代女性)

<ネガティブな感想>
・スマホアプリが見にくいので改善していただきたいです。他は満足しております。(30代男性)
・スマホサイトが使いにくい(40代女性)

SBI証券の手数料の安さや商品の豊富さ、電話サポートの丁寧さに満足する人が多くいる一方で、スマートフォンサイトやアプリの使いにくさを指摘する声もありました。


まとめ:アンケート調査の総括

・口座を開設したきっかけは「NISA制度を活用したいと思ったから」が46.9%で最多
・約45%の方が、ほとんど知識がないまま投資を始めている
・投資の目的は「老後資金や趣味など自分のための資金を準備するため」「とりあえず資産を増やしたいから」が過半数
・「株式現物取引」「投資信託」で運用している方が約7割
・投資初心者の半数近くが、売買タイミングや銘柄選びに悩んでいる
・投資の勉強は「インターネット」「書籍・雑誌・新聞」「動画」が人気
・SBI証券を選んだ理由は「手数料の安さ」が82.5%で最多

2024年から始まる新NISAでは、投資信託の積立投資を続けながら、株式などのスポット購入も並行してできるようになります。そのため、売買手数料無料のSBI証券で口座開設する方は急増しそうです。これから投資を始める予定の方は、ぜひ今のうちに口座を開設して、新NISAに備えましょう。

金融オンライン・アドバイザー 金谷さん:
新NISAは長期的な資産形成に最適な制度です。この制度を利用して、低コストで分散投資ができる全世界株式等のインデックスファンドに積立投資を行うことで、世界経済の成長に連動したリターンを目指すことができます。運用益に対して税金がかからず、できるだけ長く投資をすることで複利の効果も得られます。新NISAとインデックスファンドの組み合わせは、特に初心者の方におすすめの投資法です。コストや利便性、商品のラインアップなどを考慮して、長く安心して付き合える証券会社を選び、長期的な視点でコツコツと投資を続けることが大切です。


本記事に掲載されている情報は2023年9月28日時点のものです。NISA制度に関する最新の情報は、金融庁ホームページ(外部サイト)をご確認ください。


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  • プロフィール

    監修者:金谷 理恵のプロフィール画像

    監修者:金谷 理恵

    日本FP協会認定 2級FP技能士、日本証券業協会認定 証券外務員一種、一般社団法人 公的保険アドバイザー協会認定 公的保険アドバイザー

    保険会社で経験を積み、提案の幅を広げるため保険だけでなく証券も扱う保険代理店に転職。豊富な金融業界経験を活かし、保険を手厚くするより資産形成を促すことをモットーに、株式会社400Fが運営する「オカネコ」専属の金融オンライン・アドバイザーとして活動している。

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