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株の利益ってどう上げるの? 値上がり益(キャピタルゲイン)のメリット・デメリット、配当金(インカムゲイン)との違いも解説

株式投資で得られる利益は「値上がり益」と「配当金」に分類されます。値上がり益とは、株式を売買して得られる利益のことです。一般的には「キャピタルゲイン」と呼ばれています。一方、配当金は「インカムゲイン」とも呼ばれ、株式保有中に企業から分配されるお金を指します。本記事では値上がり益にフォーカスして、そのメリットやデメリット、配当金との違いなどについて解説します。

株式投資での値上がり益(キャピタルゲイン)って何?

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株式投資における値上がり益(キャピタルゲイン)とは、株価が安いときに買い、株価が高くなったときに売却することで得られる利益のことです。

以降、株式投資における値上がり益のメリットやデメリット、計算方法などについて見ていきましょう。

値上がり益のメリット

値上がり益のメリットとして、短期間で大きな利益を得られる可能性があることが挙げられます。後述する配当金(インカムゲイン)の場合、高いといわれている株式でも年間リターンは4%程度です。一方、値上がり益の場合は、1年間で株価が数倍になり、大きな利益を得られる可能性もあります。

配当金では決して得られない大きな利益を期待できる点は、値上がり益の大きな魅力と言えるでしょう。

値上がり益のデメリット

値上がり益のデメリットは、損失額が大きくなるリスクがあることです。株価は日々変動しており、ときに短期間で株価が何十%も下がってしまう暴落も起こり得ます。暴落したタイミングで株式を売却してしまうと、当然損失額も大きくなってしまいます。

値上がり益には大きな利益を得られる可能性がある反面、大きな損失を被るリスクがある点も、しっかり認識しておきましょう。

NISAでの値上がり益、どれだけお得なの?

「NISA(少額投資非課税制度)」とは、一言でいうと「投資で得られた利益に税金がかからない制度」です。

通常、投資で得られた値上がり益や配当金には20.315%の税金が課せられますが、NISAを利用すれば非課税になります。

先述したとおり、値上がり益は大きな利益を得られる可能性がある点がメリットです。利益額が多くなると納める税金の絶対額も多くなるため、NISAの節税メリットを活かすために値上がり益を狙うことは非常に合理的といえるでしょう。

簡単に分かる!値上がり益の計算方法

株式投資における値上がり益の計算方法は、以下のとおりです。

<値上がり益の計算方法>
値上がり益=(売却価格×売却株数)-(購入価格×購入株数)-売買手数料-税金
※税金は売却価格から購入価格と売買手数料を差し引いた売却益に対して20.315%かかります。ただし、NISA口座では非課税。

例えば「株価1,000円の株式を100株買い、株価が1,200円に上昇したタイミングで売却した場合」を考えてみましょう。

売却価格は1,200円×100株で12万円、購入価格は1,000円×100株で10万円になります。差し引き2万円に対して、各手数料および税金を引いた金額が値上がり益です。

手数料は証券会社によって異なりますが、大手ネット証券では無料のプランもあります。値上がり益にかかる税金は一律20.315%のため、手数料が無料の場合は2万円×20.315%=4,063円が税金として差し引かれ、税引き後の手取りは1万5,937円です。

NISAで同様の取引をした場合には税金(4,063円)がかからないため、2万円がそのまま値上がり益として手元に残ることになります。

値上がり益(キャピタルゲイン)の計算方法の画像

値上がり益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)とのちがいって?

株式投資で得られる利益には「値上がり益(キャピタルゲイン)」と「配当金(インカムゲイン)」の2種類があります。

配当金とは、企業が利益の一部を原資として定期的に株主へ分配するお金のことです。企業からもらえる、お小遣いのようなものと捉えましょう。

基本的に配当金は企業の業績が良い場合に支払われ、株主に対する利益還元の一環として行われます。配当金が支払われる頻度としては、日本企業の場合は年1~2回が一般的ですが、4半期毎(年4回)に支払う企業もあります。

以下、値上がり益と配当金の違いをまとめてみました。

値上がり率と配当金との違いの画像

ここでは両者の違いを対照的にまとめていますが、どちらかの利益だけを選ばなければならないわけではありません。

例えば、株式を保有して値上がり益を狙いつつ、その間に配当金を受け取るスタイルもあります。逆に、長期間株式を保有して多くの配当金をもらうつもりでいたのに、株価が想定以上に暴騰したために、一部の株式を売却して値上がり益を得るパターンもあるでしょう。

配当金の注意点

配当金の注意点として、減配・無配のリスクが挙げられます。減配とは配当金の金額が減ること、無配とは配当金そのものがなくなることです。

例えば、年間1万円ほどの配当金を見込んで投資をしていても、減配によって配当金が想定より少なくなってしまう、または無配となり配当金が0円になってしまうといったリスクも考えられます。

減配・無配の主な要因は、業績の低迷です。配当金重視の投資をする際には、その企業が株式の購入時から長期にわたって同水準またはそれ以上の配当金を出せる力があるのか、業績や事業内容などもチェックしておきましょう。

値上がり益(キャピタルゲイン)重視の投資ががおすすめな方はこんな方!

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最後に、値上がり益重視の投資がおすすめな人のパターンを2つ紹介します。

1.短期間で大きなリターンを得たい方

短期間で大きな利益を期待できるのが値上がり益の魅力ですが「短期間」や「大きな利益」は、人によって捉え方が異なるものです。例えば、1週間で株価が10%~20%程度上昇する株式が何十銘柄も出る週もあれば、数カ月という時間軸で株価が2~3倍になる株式も存在します。

ただし、値上がり率が大きい株式は、逆に値下がり率が大きくなるリスクをはらんでいることを覚えておきましょう。大きな値上がり益を狙う際には、損失額も大きくなるリスクを踏まえた上で投資を行うことが重要です。

2.相場観を養いたい方

短期的な取引で値上がり益を得るためには、日々株価の値動きをチェックする必要があります。

値動きを追ううちに、どのような局面でどのように株価が反応するのか、自身の中で経験が積まれ、自分なりの相場の見通し(相場観)を養うことができるでしょう。

相場観が養われれば、適切な買い時・売り時を判断できるようになり、将来的により多くの値上がり益を狙えるようになるかもしれません。

ただし、相場は水ものであるため、相場観が養われれば養われるだけ値上がり益を獲得できるわけではありません。しかし、少なくとも納得のいく取引はできるようになるでしょう。

値上がり益(キャピタルゲイン)をしっかり理解して株式投資を始めよう!

値上がり益の獲得は、株式投資の醍醐味のひとつです。しかし、値上がり益は短期間で大きなリターンを期待できる反面、大きな損失を被るリスクも存在します。値上がり益のメリット・デメリットをよく理解した上で、株式投資を始めましょう。

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記事公開日:2024年12月24日
記事更新日:2026年8月7日

  • プロフィール

    荒木和音(監修者)のプロフィール画像

    荒木和音(監修者)

    2級ファイナンシャル・プランニング技能士

    総合保険代理店で個人を対象とした家計相談やライフプランニングを約10年経験。2021年以降は金融専門ライターとして複数メディアで活動しており、大手証券会社・保険会社や大手金融メディアでの豊富な執筆実績をもつ。 暗号資産や投資信託、国内株式などによる資産運用も積極的に行っている。

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