【ロンドン時事】30日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比2.90ポイント(0.04%)安の8144.13で引けた。
ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.03%安、フランスCAC40種指数は0.99%安、ストックス欧州600種指数は0.68%安だった。
英株は、好調な決算を受けて金融株が上昇したものの、軟調な金属工業株に相殺され、ほぼ横ばいでこの日の取引を終了。欧州株は、コスト高や新車需要低迷を背景に収益が悪化した自動車メーカーの株価下落を受け、落ち込んだ。
FTSEの構成銘柄では、産金大手フレスニロが5.50%安と下落率トップだったほか、保険大手プルデンシャルが5.45%安、鉱業大手アングロ・アメリカンが4.22%安と続いた。一方、金融大手HSBCホールディングスが4.12%高、ホテル大手ウィットブレッドが3.94%高だった。
DAXでは、自動車株が下落を主導。メルセデス・ベンツ(5.15%安)とフォルクスワーゲン(4.64%安)、高級車メーカーのポルシェ(4.10%安)が軒並み売られた。他方、不動産大手ボノビア(3.94%高)やコメルツ銀行(1.60%高)が買われた。(了)
時事通信
最終更新:5/1(水) 2:25
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