[17日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は17日、経済動向が自身の予想通り推移すれば、「年末までに1回の利下げが適切になる」という見解を示した。
米連邦準備理事会(FRB)は「引き続き指標次第」とし、「データが何らかの形で変化すれば、年内に2回の利下げ、もしくは利下げなしの可能性も十分にある」と述べた。
自身の基本シナリオは、経済成長は減速しつつもトレンドを上回り、失業率が小幅上昇する中、インフレは時間をかけ緩やかに目標に向け回帰すると説明した。
先週発表された米消費者物価指数(CPI)が良好な内容となったことは「非常に歓迎すべき」としたものの、全般的に不安定な状況を踏まえ、今後数カ月、一段のデータを分析して決定を下す必要があると述べた。
また、居住費やサービスインフレの高止まり継続の可能性といった上振れリスクを軽減するため、FRBは足元、金利を据え置く必要があるという認識を示した。
ロイター
最終更新:6/18(火) 5:11
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