前場コメント No.4 Abalance、ANA、アドバンテ、ミスミG、NEC、村田製

4/30 11:31 配信

トレーダーズ・ウェブ

★9:05  Abalance-3日続落 第三者割当増資で8億円調達 太陽光発電所の開発などに充当
 Abalance<3856>が3日続落。同社は26日、Athos Asia Event Driven Master Fundを割当先とする第三者割当増資により、新株式を発行すると発表した。

 払込期日は2024年5月13日。発行株数は44万株。発行価額は1株につき1961.1円。差引手取概算額で8億0788万4000円を調達し、太陽光発電所の開発および取得に係る資金などに充当する。希薄化割合は2.51%。

★9:05  ANAHD-反落 今期営業益18%減見込む 前期は73%増
 ANAホールディングス<9202>が反落。同社は26日、25.3期通期の連結営業損益予想を1700億円(前期比18.2%減)と発表した。市場コンセンサスは1957億円。

 航空事業を中核事業として、新しい地域間の多様なつながりを創出するなど、様々なステークホルダーに寄り添いながら新たな価値を提供するとしている。
 
 24.3期通期の連結営業損益は2079億円(前の期比73.2%増)だった。航空事業を中心に増収となり、各利益はいずれも過去最高となった。

★9:06  アドバンテスト-売り気配 今期営業益10%増見込むも物足りず失望売りか
 アドバンテスト<6857>が売り気配。同社は26日に、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は900億円(前期比10.3%増)と発表した。

 暦年2024年の半導体試験装置市場は前年からやや上向くものと見込んでいる。他方、世界経済を俯瞰すると、景気後退に対する懸念は払拭されておらず、加えて地政学的リスクの拡大や急激な為替変動リスクなど、不確実性の高い状況が継続するとみている。これら先行き不透明な事業環境を基とした各事業の今後の見通しなどを踏まえた。想定為替レートは1米ドル140円、1ユーロ155円。

 24.3期通期の連結営業利益は816億円(前の期比51.3%減)だった。減収のほか、製品ミックスの変化および原材料費の上昇に加え、のれんの一部減損損失約90億円を4Qに計上したことなどが響いた。

 併せて、未定としていた24.3期の期末配当予想を18円にすることも発表した。

 しかし、25.3期の増益幅が物足りないとの見方から、失望売りが出ているようだ。

★9:06  ミスミG-急騰 今期営業益20%増見込む 前期は18%減
 ミスミグループ本社<9962>が急騰。同社は26日、25.3期通期の連結営業利益予想を460億円(前期比19.9%増)に、年間配当予想を36.62円(前期は27.47円)にすると発表した。コンセンサス予想は438億円。
 
 顧客時間価値の向上に向け、地域市場、新事業、新商品、新サービスなどの開発を加速させるとともに、異なる市場毎のニーズに対応できるように、各市場に合致したデジタルモデル化を推進するとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は384億円(前の期比17.7%減)だった。グローバルで設備投資需要が低迷したことが響いた。
 
 併せて24.3期の期末配当を従来予想の14.50円に対して14.87円(前の期末は12.34円)に決定した。年間配当予想は27.47円(前の期は30.14円)となる。

★9:06  ミスミG-急騰 1200万株・200億円を上限に自社株買い 割合は4.26%
 ミスミグループ本社<9962>が急騰。同社は26日、1200万株・200億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年5月17日~11月29日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.26%となる。

★9:07  NEC-続伸 今期調整後営業益14%増見込む 前期は9%増
 NEC<6701>が続伸。同社は26日に、25.3期通期の連結調整後営業利益予想(IFRS)は2550億円(前期比14.1%増)と発表した。

 ITサービスは、国内では高水準であった23年度からさらなる成長を計画。海外は、Avaloqでの利益成長を織り込んだ。社会インフラは、テレコムサービスでのグローバル5Gの改善と23年度の一過性費用のはく落により、増益を計画している。

 併せて発表した、24.3期通期の連結調整後営業利益は2236億円(前の期比8.8%増)だった。ITサービスが、国内の企業向け・官公庁向けが好調に推移したことによる売り上げ増に伴う利益増に加えてSIの収益性向上により、増益となったことが寄与した。

★9:07  村田製作所-続伸 今期営業益39%増見込む 前期は28%減
 村田製作所<6981>が続伸。同社は26日、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は3000億円(前期比39.2%増)と発表した。市場コンセンサスは3344億円。

 製品価格の値下がりや準変動費・固定費の増加などの減益要因はあるが、操業度の改善やコストダウンなどの増益要因を見込む。なお、想定為替レートは1米ドル145円。

 24.3期通期の連結営業利益は2154億円(前の期比27.8%減)だった。会社計画の2700億円を下回って着地した。
 
 リチウムイオン二次電池事業において、主としてパワーツール向けの需要拡大を見据えて将来に向けた増産投資を実行したものの、コロナ禍における急激な需要増の反動減による在庫調整の長期化、これに伴う直近での販売低迷などを背景として収益性が大きく低下したことが響いた
 
 併せて24.3期の期末配当予想を25円から27円に上方修正すると発表した。

★9:07  村田製作所-続伸 4400万株・800億円を上限に自社株買い 割合は2.33%
 村田製作所<6981>が続伸。同社は26日、4400万株・800億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年4月30日~10月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.33%となる。

 併せて、3683万株に取得した自己株式の全株式を加えた株式数を消却すると発表した。うち、3683万株の消却日は5月31日、取得した自己株式の消却日は11月29日。

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最終更新:4/30(火) 11:31

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