米1月S&PコアロジックCS住宅価格指数、前月比0.1%低下―前年比は6%上昇に加速

3/27 8:45 配信

ウエルスアドバイザー

<チェックポイント>
●20都市圏も前月比は低下も前年比では上昇―市場予想下回る
 
●住宅ローン金利低下も中古住宅は供給不足
 
●サンディエゴが高い伸び、ロサンゼルスなども上昇
 
 
 
 
 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が26日に発表した1月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前:NSA)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前月比0.1%低下の310.46と、3カ月連続で低下した。
 
 一方、季節要因を無視できる前年比は6.0%上昇と、5カ月連続で伸びが加速し、7カ月連続で前年水準を上回った。12月に住宅ローン金利が8%近くから6%台後半にまで急低下したことで購入需要が強まった一方、中古住宅の供給不足が続いているため、住宅価格が前年比で高止まりしているとみられる。
 
 市場が最も重視している主要20都市圏の価格指数(季節調整前)も、前月比0.1%低下の317.07と3カ月連続で低下した。前年比では6.6%上昇と7カ月連続で上昇したが、市場予想の平均値である6.7%上昇をやや下回った。
 
 主要10都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比横ばいの332.78となったが。前年比は7.4%上昇と、前月の7.0%上昇から加速した。
 
 都市別でみると、前年比はサンディエゴが11.2%上昇と最も高い伸びとなり、次いでロサンゼルスが8.6%上昇と西海岸で高い伸びとなった。そのほか、デトロイトは8.2%上昇、シャーロットは8.1%上昇、シカゴは8%上昇、ニューヨークが7.6%上昇。対照的にポートランドが0.9%上昇と、最も低い伸びとなった。
 
<関連銘柄>
 NASD投信 <1545> 、NYダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547>
 SPD500 <1557> 、NYダウ <1679> 、NYダウブル <2040>
 NYダウベア <2041>
 
(イメージ写真提供:123RF)
 

ウエルスアドバイザー

最終更新:3/27(水) 8:45

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