〔米株式〕NYダウ下げに転じる、199ドル安(26日午後1時35分)
【ニューヨーク時事】26日午後のニューヨーク株式相場は、トランプ米政権の高関税政策の行方に引き続き関心が集まる中を、マイナス圏に転落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午後1時35分現在、前日終値比199.47ドル安の4万2388.03ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は389.74ポイント安の1万7882.12。
米政権による、貿易相手国と同水準の関税を課す「相互関税」の導入を4月2日に控え市場に引き続き様子見ムードが広がる中、相場は寄り付き後はひとまず買い先行となっていた。相互関税を巡っては、トランプ大統領が「多くの国」を関税免除の対象とする可能性があるとの考えを表明しており、詳細は依然として不透明。各国は適用回避に向け、米政権と交渉を継続している。
一方、レビット米大統領報道官は26日、トランプ氏が午後4時に記者会見を行い、自動車産業への関税に関し発表を行うと明らかにした。これを受け、警戒感が強まり、午後は売り優勢の展開となっている。
米商務省が朝方発表した2月の耐久財受注は前月比0.9%増となった。市場予想(ロイター通信調べ)の1.0%減を大幅に上回ったものの、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財受注は0.3%減だった。(了)
時事通信
最終更新:3/27(木) 3:04