NZ経済、10-12月はマイナス成長-23年下期にリセッション入り

3/21 8:43 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ニュージーランド(NZ)経済は昨年10-12月(第4四半期)に予想に反してマイナス成長となり、下期のリセッション(景気後退)入りが示された。市場では利下げ観測が強まり、NZドルが下落した。

NZ統計局が21日に発表した10-12月の国内総生産(GDP)は前期比0.1%減と、7-9月(第3四半期)の0.3%減に続きマイナス成長となった。エコノミストは0.1%の増加を予想していた。前年同期比では0.3%減となり、横ばい予想を下回る結果だった。

こうしたマイナス成長は、政策立案者に対し当初の想定よりも早期に利下げへの転換を検討するよう求める圧力を強めることになる可能性が高い。

利下げ観測の高まりを受けて、金融政策に敏感な2年債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.5%と、1月16日以来の低水準となった。NZドルは米ドルに対し一時0.4%安の1NZドル=0.6060米ドルとなり、年初来の下落率は4%に拡大した。

原題:New Zealand Economy Unexpectedly Shrinks, Entering Recession (1)(抜粋)

--取材協力:Tomoko Sato.

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最終更新:3/21(木) 8:43

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