リップル社、SECが求めた約20億ドルの罰金を拒否──1000万ドル以下にするべきと主張

4/24 6:30 配信

CoinDesk Japan

リップルラボ(Ripple Labs)は4月22日、XRP Ledgerブロックチェーンを手がける同社に対して約20億ドル(約3100億円、1ドル=155円換算)の罰金を科すようニューヨークの裁判所に求めた米証券取引委員会(SEC)の主張に対して反対を申し立てた。


「裁判所はSECの差止請求、不正利得請求、判決前利息請求を却下し、1000万ドル(約15億5000万円)以下の民事罰を科すべきだ」と提出書類には書かれている。


SECは裁判所に対し、リップルラボ社に8億7600万ドル(約1357億8000万円)の不正利得請求、1億9800万ドル(約306億9000万円)の判決前利息、8億7600万ドルの民事罰、合計19億5000万ドル(約3022億5000万円)の支払いを命じるよう求めていた。裁判所は、リップル社がエックス・アール・ピー(XRP)の機関投資家向け販売を行うことで連邦証券法に違反したと認定したが、取引所やアルゴリズムによるXRPの販売も同法に違反するというSECによる申し立ては棄却した。


「SECの是正要求は、この訴訟を悩ませている行政の行き過ぎを示すさらなる証拠だ」とリップルの弁護士は述べている。「SECは、あたかも完全に勝訴し、無謀な行為を証明したかのように振る舞っている。実際はそのどちらも行っていない。SECはまた、最高裁判所と巡回控訴裁判所の判例によって禁止されている不正利得の請求と、デジタル資産の事件で他の被告や被申立人から得た金額の20倍を超える罰金を求めている」。


さらに、リップル社の機関投資家向け販売による収入、所得税、損失を修正した段落で、リップル社に支払うべき利益はないと主張した。


|翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Nikhilesh De/CoinDesk|原文:Ripple Says $10M Penalty Enough, Rejects SEC’s Ask of $1.95B Fine in Final Judgment

CoinDesk Japan

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最終更新:4/24(水) 6:30

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