本土前引け:反発、安寄り後に上げ幅拡大 バッテリー関連がほぼ全面高

5/9 13:08 配信

トレーダーズ・ウェブ

 9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.91%高の3156.96ポイントだった。深セン成分指数は1.63%高の9795.60ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5500億3900万元だった。

 上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に浮上し、もみ合いながら上げ幅を拡大した。中国当局の政策支援を期待する買いが相場を支えた。四川省成都などに続き、浙江省杭州市も9日に不動産購入規制の全面撤廃を発表したことを受け、規制撤廃の動きがほかの都市へさらに拡大するとの期待が地合いの改善につながった。

 おおむね全セクターで買いが優勢。バッテリーとバッテリー素材はほぼ全面高。中国の工業情報部が8日に公開した「リチウム電池業界規範条件(2024年版)」の草案に、「生産能力の単純の拡大を抑制する」などが盛り込まれたことから、業界な健全の成長につながるとの見方が買いを誘った。太陽光発電、設備、海運・港湾運営、不動産サービスも上昇が目立った。

 上海B株指数は0.52%高の255.24ポイント、深センB株指数は0.28%高の1127.25ポイントだった。

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最終更新:5/9(木) 13:10

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