NY概況-ダウ427ドル安 ナスダック総合が「調整相場」入り
米株は反落。関税問題の不透明感や半導体株の下落、経済指標の悪化による景気減速懸念など悪材料が重なった。トランプ米大統領が米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に適合した輸入品の関税を4月2日まで免除するとし、適用除外範囲を拡大したものの、ベッセント米財務長官が関税政策について賛成姿勢を示したことで政権の政策不透明感を強めた。経済指標では2月チャレンジャー企業人員削減数が17万2000人以上に急増したことで、翌日に発表される2月雇用統計の下振れ懸念を強めた。ダウ平均は下落してスタートすると、一時625ドル安まで下落し、427.51ドル安(-0.99%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.78%安、2.61%安と大幅反落した。ナスダック総合は高値からの下落率が10%を超え、「調整相場」入りとなった。S&P500の11セクターはエネルギーを除く10セクターが下落。一般消費財、不動産、IT、コミュニケーション、公益が2%超の下落となった。
※各種データは取得時の値です。
(NY 2025306)
DOW
42579.08 -427.51 (-0.99%)
NASDAQ
18069.255 -483.48 (-2.61%)
S&P500
5738.52 -104.11 (-1.78%)
Rusell2000
2066.55 -34.19 (-1.63%)
SOX
4487.846 -212.95 (-4.53%)
CME225(ドル建て)
36910 -790
CME225(円建て)
36895 -855
WTI
66.36 +0.05 (+0.08%)
ドル円
147.97 -0.91
ユーロ円
159.57 -1.04
米10年債利回り(%)
4.2803 +0.013
米2年債利回り(%)
3.9632 -0.023
VIX
24.87 +2.94
トレーダーズ・ウェブ
関連ニュース
- NY主要株価-アルファベット、ウォルグリーンが上昇 インテル、シティ、GM、AT&T、ボーイングが下落
- NY概況-ダウ193ドル安 トランプ関税やエヌビディアの大幅安が重し
- S&Pセクター動向-ITが小幅上昇 金融、資本財、生活必需品、公益が下落
- 前場コメント No.7 大戸屋HD、マキタ、太平洋セメ、日産自、ふくおか、ドリコム
- NY主要株価-マイクロソフト、モデルナ、GM、フォード、キャタピラー、フリーポート・マクモランが上昇
最終更新:3/7(金) 7:35