前場コメント No.7 太陽誘電、ネットプロHD、グリッド、リッジアイ、SUBARU、マーケットエンタ
★9:42 太陽誘電ー東海東京が目標株価を引き下げ 為替前提の見直しや実績踏まえ業績予想引き下げ
太陽誘電<6976>が小幅安。東海東京インテリジェンス・ラボでは、為替前提の見直しや1Q実績を踏まえ、業績予想を引き下げた。投資判断は「Neutral」を継続し、目標株価は5000円→3120円に引き下げた。
東海東京では、25/3期通期の予想を売上高3489億円(前年比8.1%増)、営業利益235億円(同158.8%増)へ下方修正(前回予想は売上高3620億円、営業利益301億円)した。為替前提を155円/ドル→150円/ドルに見直したこと、25/3期1Q実績が予想を下回ったことを反映した。中華系スマホ向けの在庫調整からコンデンサや複合デバイスの販売が会社計画を下回ると見ており、中華系スマホの販売は増加しているものの、昨年在庫を増やした反動が出ていることを想定している。
★9:47 ネットプロHD-SMBC日興が目標株価引き上げ 黒字化から利益成長フェーズへ
ネットプロテクションズホールディングス<7383>が新高値。SMBC日興証券では、黒字化から利益成長フェーズへ移ると予想。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を400円→460円に引き上げた。
SMBC日興では、同社による与信コスト圧縮のイニシアチブを反映したことに伴う利益の上方修正、利益成長期待の回復を踏まえたDCFモデルの永久成長率引き上げ(1%→2%)を踏まえて目標株価を引き上げた。今後は安定的なNP後払いにatoneの成長が加わることで、緩やかな成長が続くとみるほか、B2B事業が成長ドライバーとなる可能性を想定している。
★9:56 グリッド-急騰 北海道、一転して電力需要増 再エネ・原発再稼働焦点に=日経
グリッド<5582>が急騰。日本経済新聞電子版は17日5時に、政府の「金融・資産運用特区」に指定された北海道と札幌市では、再生可能エネルギーを含むグリーントランスフォーメーション投資が加速する見通しだと報じた。データセンターなどの進出で電力の需要増が見込まれるなか、再生エネの導入拡大に加えて、原子力発電所の再稼働が今後の焦点となるという。
記事によると、道内の電力需要は、人口減などによる減少基調から一転して上昇すると想定されているという。国の認可法人の電力広域的運営推進機関によると、2033年度の道内需要電力量は24年度比で9%増の見通し。データセンターのほか、最先端半導体の製造をめざすラピダスなど半導体関連企業の集積が進むためだとしている。
報道を受け、AI活用の計画最適化システムを電力分野で展開する同社に買いが殺到している。北海道電力<9509>も高い。
★10:09 リッジアイ-大幅に4日続伸 NEDOのSBIR推進プログラムに採択
Ridge-i<5572>が大幅に4日続伸。同社は17日10時、NEDOの「SBIR推進プログラム(連結型)」において、2024年度の公募に採択されたと発表した。
全国272施設ある刑務所などの矯正施設運営において、被収容者の異常行動や、職員の不適切行為が少なからず発生しており、令和7年6月から拘禁刑の導入が予定されているという。現在は各施設とも1~2名の職員が映像監視を行っているが、適正な運営にむけて、この負荷がさらに高まっているとしている。
同社は、今回採択された事業において、矯正施設内での異常行動とその予兆をAI技術によって検出するシステムの開発をめざすとしている。
★10:09 SUBARU-4日ぶり大幅反発 円安進行を好感 自動車株が堅調
SUBARU<7270>が4日ぶり大幅反発。円安進行が好感されている。
16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は円安が進行。同日の東証大引け時点では149.2円台だったが、149円台後半まで円安が進んだ。ダウ平均が史上最高値を更新するなど、米国株相場が底堅く推移すると、投資家のリスク志向改善を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。足元でも149.5円前後で推移している。
前日よりも円安水準にあることから、為替感応度の高い自動車株が買われている。トヨタ自動車<7203>、三菱自動車<7211>、日産自動車<7201>なども高い。
★10:24 マーケットエンタープライズ-3日続伸 9月度の売上高30%増
マーケットエンタープライズ<3135>が変わらずをはさみ3日続伸。同社は16日、9月度の連結売上高は速報値で前年同月比29.9%増だったと発表した。前月比では5.3ポイント上昇した。
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最終更新:10/17(木) 11:30