NY株式:NYダウは2ドル安、PPIを好感(訂正)

4/12 5:58 配信

フィスコ

下記の通り修正します。(誤)資金清掃対策(正)資金洗浄対策米国株式市場はまちまち。ダウ平均は2.43ドル安の38,459.08ドル、ナスダックは271.84ポイント高の16,442.20で取引を終了した。

3月生産者物価指数(PPI)が警戒されたほど強まらず安心から買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。その後、NY連銀のウィリアムズ総裁が短期的に政策修正の必要がないと利下げに慎重姿勢を繰り返すと、金利先高観が再燃し相場は下落に転じた。ナスダックは携帯端末アップル(AAPL)の回復がけん引し、再び上昇し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。一方、ダウは下落を消せず、まちまちで終了した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器、半導体・同製造装置が上昇した一方、不動産管理・開発が下落。

半導体のエヌビディア(NVDA)はアナリストの目標株価引き上げや投資判断引き上げで上昇。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はオリンピック絡みの売り上げ増を見込みアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。携帯端末のアップル(AAPL)はマックシリーズの刷新で、人工知能(AI)に焦点をあてて設計された新たな独自プロセッサーを搭載する予定だと報じられ、大きく買われた。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)はCEOがクラウドのインフラで、生成AIが不可欠となると発言し、上昇。

保険会社のグローブライフ(GL)は空売り投資家が同社の不正を指摘し空売りポジションを保有していることを明らかにし、大幅安。金融のモルガンスタンレー(MS)は連邦当局が富裕層向け部門での資金洗浄対策を巡る調査をしていると、ウォールストリートジャーナル紙が報じ、大きく売られた。中古車販売のカーマックス(KMX)は四半期決算の内容が予想に満たず、下落。

ウィリアムズ米NY連銀総裁はインフレの2%達成はまだ、長い道のりと慎重姿勢を繰り返した。


(Horiko Capital Management LLC)《ST》

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最終更新:4/12(金) 6:05

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