日産、鴻海とEV生産協議=追浜工場活用案も
経営不振が続く日産自動車が、台湾電子機器製造大手の鴻海(ホンハイ)精密工業と電気自動車(EV)分野での協業を検討していることが6日、関係者の話で分かった。既に両社で協議を進めており、閉鎖の検討対象となっている主力の追浜工場(神奈川県横須賀市)を鴻海のEV生産に活用する案も出ているという。実現すれば工場存続や雇用維持につながる可能性がある。
鴻海は米アップルのiPhone(アイフォーン)など電子機器の受託生産大手で、日本の電機大手シャープを傘下に持つ。近年は自動車メーカーなどからEVの設計や製造を受託し、供給する事業に力を入れている。日本メーカーでは、三菱自動車が鴻海傘下企業からEVの供給を受け、2026年後半からオーストラリアなどで販売を始める計画だ。
時事通信
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最終更新:7/7(月) 0:26