パリ五輪、トーチ製造大詰め=日本の技術、たなびく聖火に―愛知

4/12 16:00 配信

時事通信

 今夏のパリ五輪開幕まで3カ月半となり、五輪とパラリンピックの聖火リレーで使用するトーチの主要部品の製造が大詰めに入った。2021年の東京五輪・パラリンピックに続き、燃焼器具メーカー「新富士バーナー」(愛知県豊川市)の培ってきた技術が聖火のともしびに生かされる。
 トーチはシャンパン色で全長70センチ、重さ1.5キロ。燃焼部とガスボンベの開発、製造を同社が担う。燃焼部は約2000本を生産予定で、9割ほどが完成した。
 同社はアウトドア用品ブランド「SOTO」などを手掛けており、ランタンやコンロの製造技術をトーチに応用している。走ったり、風を受けたりすると、旗のようにたなびく赤い炎が特徴。雨風が強くても消えないよう、風速20キロ、1時間当たりの雨量50ミリにそれぞれ耐える仕様だ。
 16日にギリシャで行われる採火式でお披露目され、5月からフランスで聖火リレーが始まる。開発部の山本潤係長は「平和の祭典である五輪に、2大会続けて携わることができて光栄だ。聖火リレーが無事に終えられるよう、役割を果たしたい」と話している。 

時事通信

最終更新:4/12(金) 21:00

時事通信

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング