5日の日経平均は4日ぶり大幅反発。終値は1032円高の55278円。米国株高を受けて、寄り付きから900円を超える上昇。買い気配スタートの銘柄が多く、早々に2000円を超える上昇となった。上げ幅を2300円超に広げて56600円台に乗せたところで買いが一巡すると、10時辺りからはしばらく値を消す流れが続いた。664円高まで萎む場面があったが、13時近辺で55000円を割り込んだところでは盛り返し、4桁の上昇で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で9兆0600億円。業種別では鉱業、石油・石炭、銀行などが上昇した一方、空運、その他製品、食料品などが下落した。核融合関連のスタートアップ企業に出資したと発表した三井物産<8031.T>が急伸。半面、今期の最終減益見通しを提示した積水ハウス<1928.T>が売りに押された。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1423/値下がり157。米サンディスク株の大幅高を追い風に、キオクシアが5.5%高。アドバンテスト、ディスコ、SCREENなど半導体株の多くが大きく上昇した。金融株の動きが良く、みずほFGが6%を超える上昇。INPEX、出光興産、ENEOSなど原油との連動性が高い銘柄に資金が向かった。好地合いの中、決算が好感されたダイドーGHDが急騰した。
一方、任天堂、OLC、東宝など、前日全面安の中で買われた銘柄が軟調。新作ゲームに関するリリースを出したカプコンが、上昇スタートから急失速して7%を超える下落となった。前日にネガティブなリリースで売り込まれた協和キリンや三菱ガス化学が連日の下落。ニトリ、イオン、マツキヨココカラなど内需の一角が弱かった。
日経平均は4日ぶりに反発。それなりに値幅は出たし、値上がり銘柄は多かった。ただ、2000円を超える上昇となった後に上げ幅を3桁に縮める場面があっただけに、きょうの上昇では底打ち期待は高まりづらい。週末に中東で何があるか分からないだけに、あすは買いが手控えられるだろう。6日の米国では2月の雇用統計が発表されるが、これを前にしては特に期待も警戒も高まらないと思われる。きょうの終値は55278円。きのうの安値53618円からは大きく水準を切り上げているだけに、55000円より上で週を終えることができるかに注目したい。
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:3/6(金) 3:55