今日の為替市場ポイント:米9月利下げ期待でドルは伸び悩む可能性

5/16 8:04 配信

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 15日のドル・円は、東京市場では156円56銭から155円96銭まで反落。欧米市場では156円12銭まで買われた後、一時154円70銭まで反落し、154円89銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に154円台で推移か。米9月利下げ観測が再浮上し、ドルは伸び悩む可能性がある。

米労働省が5月15日発表した4月消費者物価指数(CPI)は、前年同月比+3.4%、同コア指数は前年同月比+3.6%となった。上昇率はいずれも3月実績を下回った。4-6月期におけるインフレ緩和が期待されたことで9月の米利下げ確率は上昇した。市場参加者の間からは「4月のCPIの伸び率は鈍化し、4月の小売売上高は伸び悩んだことから、9月に利下げが開始される可能性が高い」との声が聞かれている。ただ、一部の参加者は「4月、5月のインフレ関連指標が総じてインフレ緩和を示唆していることを確認するまでは安心できない」と指摘しており、米インフレ見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。

《CS》

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最終更新:5/16(木) 9:05

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