前場コメント No.4 ベクターHD、東映アニメ、ネクセラファーマ、サイフューズ、ストライダース、マナックケミカル

6/2 11:31 配信

トレーダーズ・ウェブ

★9:10  ベクターHD-反落 新株および新株予約権で9.4億円調達 高性能サーバー購入資金などに充当
 ベクターホールディングス<2656>が反落。同社は5月30日、AI事業などを行うQUETTA合同会社(東京都新宿区)を割当先とする第三者割り当てによる新株式および第12回新株予約権の発行を発表した。

 新株発行の払込期日は6月16日。発行株式数は376万株。発行価額は1株につき133円。新株予約権の割当日は6月16日。発行数は3万7600個(潜在株式数376万株)。発行価額は1個につき169円。行使価額は133円。差引手取概算額として9億4151万4400円を調達し、広告費および販売促進費、高性能サーバーの購入資金などに充当する。発行済み株式総数に対する希薄化率は最大で37.51%となる。

★9:10  東映アニメ-東海東京が目標株価を引き上げ 「ワンピ」映像の逐次投入による成長期待
 東映アニメーション<4816>が大幅続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、「ワンピ」映像の逐次投入による利益成長を期待。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は3590円→4030円に引き上げた。

 東海東京では、26/3期の会社計画は保守的と捉え、営業利益予想を281億円とした(従来予想からの大きな変更なし)。27/3期は、「Hypergalactic」(ハリウッドで製作の3Dアニメ映画)の軟調な興行収入を想定、営業利益予想を引き下げた(前回323億円→291億円)。28/3期は、「ONE PIECE」新作アニメ映画公開、放送開始40周年を記念した「ドラゴンボール」新作アニメ放送を想定、大幅営業増益を予想している。毎年12月開催のイベント「ジャンプフェスタ」で、主力IPの映像/ゲーム展開の情報開示に注目している。

★9:10  ネクセラファーマ-大幅に3日続伸 イーライリリーとの代謝性疾患を対象とした研究開発提携で開発マイルストン達成
 ネクセラファーマ<4565>が大幅に3日続伸。同社は2日8時30分に、Eli Lilly and Company(以下、イーライリリー)との糖尿病および代謝性疾患における複数のターゲットを対象にした研究開発・商業化に関する提携において開発マイルストンを達成したと発表した。

 この成果により、同社はマイルストンを受領することになる。マイルストンの金額については、イーライリリーとの契約により非開示とした。なお、マイルストンは、25.12期3Qに一括で受領する見込みであり、その大半を2025年に、残りを2026年以降に収益計上する予定としている。

★9:11  サイフューズ-売り買い交錯 新株予約権で19.2億円調達 パイプライン開発資金などに充当
 サイフューズ<4892>が売り買い交錯。同社は5月30日、第三者割り当てによる第22回~第24回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行を発表した。

 第22回~23回はSBI証券に、第24回は岡三証券にそれぞれ割り当てる。割当日はいずれも6月16日。発行数は第22回:1万3000個、第23回:2500個、第24回:2500個。潜在株式数は合計180万株。当初行使価額は第22回:942円、第23回:1413円、第24回:1413円。下限行使価額は第22回:471円、第23回:1413円、第24回:1413円。

 差引手取概算額として19億2065万円を調達し、次世代再生医療パイプライン(第2世代製品ほか)の臨床開発資金、中期的な事業拡大へ向けた成長投資資金(グローバル展開など)など充当とする。発行済み株式総数に対する希薄化率は最大で21.99%となる。

★9:12  ストライダーズ-4日ぶり反落 第三者割当増資で1.8億円調達 新規事業投資資金に充当
 ストライダーズ<9816>が4日ぶり反落。同社は5月30日、マイルストーン・キャピタル・マネジメント(東京都千代田区)、福光一七氏、村瀬晶久氏を割当先とする第三者割当増資を発表した。

 払込期日は6月16日。発行株式数は80万株。発行価額は1株につき230円。差引手取概算額として1億8020万円を調達し、新規事業投資として開始する地方の観光地におけるヴィラ形式の宿泊施設の事業のプロジェクト初期不動産取得資金に充当する。発行済み株式総数に対する希薄化率は8.98%となる。

★9:17  マナック-反発 非開示だった今期営業損益は黒字転換見込む ファインケミカル事業が堅調見通し
 マナック・ケミカル・パートナーズ<4360>が反発。同社は5月30日、非開示としていた26.3期通期の連結営業損益予想を3.0億円の黒字(前期は3.4億円の赤字)にすると発表した。

 2025年5月14日時点においては、米国関税措置など未確定要素を踏まえ、適正かつ合理的な連結業績予想を算出することが困難であると判断し、非開示としていた。未確定要素の影響について一定程度の見通しがついたことを踏まえた。

 ファインケミカル事業においては、半導体分野、医薬分野およびヨウ素関連製品を中心に販売増加を見込む。難燃剤事業においては、中国経済の減速に伴う市況低迷が継続する可能性が高いものの、収益状況の改善が見込まれるとしている。

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最終更新:6/2(月) 11:31

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