〔東京外為〕ドル、156円台前半=株上げ幅縮小眺めて下落(15日午後3時)

5/15 15:11 配信

時事通信

 15日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の上げ幅縮小などに押され、1ドル=156円台前半に下落している。午後3時現在は、156円24~25銭と前日(午後5時、156円46~46銭)比22銭のドル安・円高。
 ドル円は早朝、前日の海外市場で方向感を欠いた流れを受け、156円50銭台で取引された。午前9時以降、実需筋の売りに押され、仲値過ぎに156円20銭台に下落。同水準では買い戻され、正午前後は156円40銭台に持ち直した。午後は、株価が上げ幅を縮小させる中、ドル円もやや売られ、156円30銭前後に水準を下げている。
 前日の海外市場では、米国時間の序盤に4月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことから156円80銭近くまで上昇。その後は、米長期金利の低下を背景に売り戻され、終盤は156円40銭台で推移した。
 東京時間は156円台前半から半ばで上下動する中、午後は「株価の失速を眺めて調整的な売りがやや活発化した」(為替ブローカー)とされる。このほか、時間外取引で米長期金利が低下気味になっていることもドル円の重しとなった。ただ、「全般的には日本時間今夜の米消費者物価の発表を待つムードが強い」(大手邦銀)とされ、「方向感は出にくい状況」(先のブローカー)との声が聞かれる。
 ユーロも午後は対円で下落。対ドルは小動き。午後3時現在は、1ユーロ=169円16~19銭(前日午後5時、168円77~78銭)、対ドルでは1.0827~0827ドル(同1.0787~0787ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:5/15(水) 15:35

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