第一生命HDが1000億円の自社株買い-期末配当予想を上方修正

3/29 15:41 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 第一生命ホールディングスは29日、発行済み株式総数(自己株式を除く)の5.26%、1000億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。同時に海外事業の強化方針などを掲げた2026年度まで3カ年の中期経営計画も公表した。

自社株買いの発表によると、取得期間は4月1日から25年3月31日。取得後はすでに保有する自社株の一部とともに原則として消却を予定している。また、新たな中計で配当性向を30%以上から40%以上に引き上げたことを勘案し、今期(24年3月期)の期末配当を従来予想の1株当たり86円から106円に増額する。

新中計では、26年度の修正利益目標に4000億円と23年度見込み比48%増を掲げた。海外事業の修正利益目標は、今後の戦略投資なども含め22年度実績から2倍超となる1600億円を目指す。第一生命保険が保有する国内株式を3年間で1兆2000億円削減する方針も示した。

30年度に目指す姿としては、修正利益6000億円程度を掲げ、国内保険は4割、海外保険は5割、非保険領域を1割とする。株式公開買い付け(TOB)で傘下に収めた企業向け福利厚生サービスのベネフィット・ワンについては、単体の利益水準を3倍に拡大させる計画を示した。

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最終更新:3/29(金) 16:43

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