【ニューヨーク時事】週末19日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、新規の手掛かり材料難の中、1ドル=154円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は154円50~60銭と、前日午後5時(154円60~70銭)比10銭の円高・ドル安。
ニューヨーク市場は154円60銭近辺で取引を開始した。この日は主要な米経済指標の発表もなく、新規の材料が不足。政府・日銀の介入水準と目される155円を前に警戒感が根強く、方向感に乏しい値動きとなっている。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は18日、早期利下げに否定的な見解を示したほか、経済指標の内容次第では利上げの可能性を排除しないとの考えに言及。米長期金利の指標である10年債利回りは再び4.6%近辺に上昇したが、この日は落ち着いた動きとなっており、ドル買い圧力は限定的。
イスラエルによるイランへの報復攻撃の報道を受け、東京市場では一時153円台後半まで上昇する場面があったものの、その後は報道直前の水準に戻しており、ニューヨーク市場では154円台後半の狭いレンジでの取引が続いている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0665~0675ドル(前日午後5時は1.0638~0648ドル)、対円では同164円80~90銭(同164円56~66銭)と、24銭の円安・ユーロ高。(了)
時事通信
最終更新:4/19(金) 23:26
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