東京市場サマリー(5日)

4/5 19:11 配信

時事通信

 【東京株式】大幅反落、3週間ぶり3万9000円割れ=中東情勢悪化でリスク回避
 プライム市場は、中東情勢の悪化を受けて世界的にリスク回避ムードが広がる中、幅広い業種で売りが優勢になった。日経平均株価の終値は前日比781円06銭安の3万8992円08銭と大幅反落し、3月15日以来3週間ぶりに3万9000円を割り込んだ。東証株価指数(TOPIX)は29.38ポイント安の2702.62。62%の銘柄が値下がりし、34%が値上がりした。出来高は18億2633万株、売買代金は4兆5108億円。
 【東京外為】ドル、151円台前半=中東情勢懸念で下落
 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、中東情勢懸念で日経平均株価が急落したことに圧迫され、1ドル=151円台前半に下落している。午前中に一時150円80銭台まで下げた後は戻り歩調となったが、上値は重かった。午後5時現在は、151円34~34銭と前日(午後5時、151円68~69銭)比34銭のドル安・円高。ユーロは終盤、対円、対ドルで小高い。午後5時現在は、1ユーロ=164円03~03銭(前日午後5時、164円68~69銭)、対ドルでは1.0838~0838ドル(同1.0857~0857ドル)。
 【東京債券】先物、小幅高=長期金利は0.770%
 債券先物は小幅安。長期国債先物の中心限月2024年6月物は前日比05銭高の145円38銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債374回債利回りは0.005%低下の0.770%。
 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、0.077%
 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均が0.077%(前営業日確報値0.077%)、最高レートは0.078%(0.078%)、最低レートは0.060%(0.060%)だった。
 【東京原油】ドバイ原油、WTI高受け7日続伸=5カ月半ぶり8万円乗せ
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は7営業日続伸。中心限月9月きり(6番ぎり)の清算値は、前日比900円高の8万0120円。清算値としては昨年10月27日以来、約5カ月半ぶりに8万円の大台に乗せた。日中立ち会いは、4日のニューヨーク原油(WTI)先物相場が、中東情勢の緊迫化を背景に上昇したため、高寄りした。その後は取引中のWTIが米雇用統計を控えたポジション調整商いでもみ合ったため、日中始値付近で終了した。
 【JPX金】急反落=NY安と円高受け
 大阪取引所の金先物相場は急反落。清算値は、中心限月の2025年2月先ぎりが前日比116円安の1万1079円。日中立ち会いは、4日のニューヨーク金先物相場が利益確定の売りに下げたことから、大幅安で始まった。先ぎりは午前、取引中のNY金の下げ幅拡大と円高進行の中で一段安に落ち込んだが、節目の1万1000円割れ手前で下げ渋り、午後は下値でもみ合った。
 【経済統計】
◆景気動向指数、1.2ポイント低下=基調判断を下方修正―2月
 【要人発言】
◆鈴木財務相「過度な為替変動にあらゆる手段」=高い緊張感で注視
 【ニュースから】
◆日鉄提案、全関係者に利益=USスチール買収賛成―米投資会社(了)

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最終更新:4/5(金) 19:26

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