〔米雇用統計反響〕9月利下げ観測を後押しする内容=WFのブラード氏

5/4 4:02 配信

時事通信

 ウェルズ・ファーゴ(WF)のエコノミスト、サム・ブラード氏=4月の米雇用統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)にとって全般的に好ましい統計結果だった。非農業部門の就業者数は前月比17万5000人増と、単月の伸びとしては依然堅調だが、雇用創出ペースが減速し、過熱感が後退したことを示した。半数の伸びが教育、ヘルスケア関連に集中した。失業率は若干上昇。平均時給の上昇緩和はさほど示されなかったが、FRBに次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策運営姿勢の調整を促す材料になり得るだろう。
 今回の統計は明らかに、9月利下げの観測を後押しする内容だった。(CMEグループのフェッドウオッチが示す)市場の利下げ開始予想も一部が11月から9月にシフトした。FRBの物価目標である2%に向け、今後発表される指標で一段の経済成長鈍化や労働市場の持続的な減速を確認する必要がある。(ニューヨーク時事)〈STAT〉〈FRB1〉

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最終更新:5/4(土) 7:26

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