前場コメント No.9　リヒトラブ、富士フイルム、串カツ田中、光フード、フェリシモ、ＮＴＴ

★9:56　 リヒトラブ－5日ぶり反発　今期営業黒字転換見込む　前期は赤字拡大
　リヒトラブ<7975>が5日ぶり反発。同社は5日、25.2期通期の連結営業損益予想を2.5億円の黒字（前期は2.8億円の赤字）に、年間配当予想を25円（前期は25円）にすると発表した。
　
　顧客ニーズを的確に捉えた製品の開発に、より一層努めていくとともに、国内外のマーケットへの積極的な開拓を推進するとしている。

　24.2期通期の連結営業損益は2.8億円の赤字（前の期は1.5億円の赤字）だった。
　
　売上高が想定額に及ばなかった事に加え、コスト削減に努めたものの、原材料価格高止まりや円安に伴う輸入コストの上昇などが大きく響いた。

★9:57　 富士フイルムＨＤ－ＳＭＢＣ日興が目標株価を引き上げ　将来成長への期待が改めて高まる局面
　富士フイルムホールディングス<4901>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、将来成長への期待が改めて高まる局面と指摘。投資評価は「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は3333円→3900円に引き上げた。

　バイオCDMO事業の本格的な収益貢献、メディカルシステム事業の販売加速、シナジー拡大など、カタリストが顕在化し、ヘルスケア事業にて業界平均を上回る成長が継続する中で、将来成長への期待が改めて高まる局面だと考えている。予想営業利益は24/3期2820億円（会社計画2900億円、4/1付QUICKコンセンサス2861億円）→25/3期3170億円（QUICKコンセンサス3169億円）→26/3期3532億円（QUICKコンセンサス3470億円）とした。


★10:04　 串カツ田中－3日続伸　3月度の既存店売上高8％増
　串カツ田中ホールディングス<3547>が3日続伸。同社は5日、3月度の既存店売上高は前年同月比7.9％増だったと発表した。全店は同15.6％増となった。

　昨年2月に実施し好評であった「アパ社長カレー」とのコラボ第2弾や、来店頻度の向上に効果のある「田中で飲みPass」の販売強化に取り組んだ。この結果、再来店数の向上につながり、既存店、全店ともに伸びたとしている。

★10:06　 光フード－急落　3月度の既存店売上高6％増　前月比では伸び鈍化
　光フードサービス<138A>が急落。同社は5日、3月度の既存店売上高は速報値で前年同月比6.2％増だったと発表した。前月比では8.0ポイント低下した。全店は同15.4％増で前月比では4.7ポイント低下した。

★10:07　 フェリシモ－3日続伸　今期営業黒字転換見込む　前期は赤字転落
　フェリシモ<3396>が3日続伸。同社は5日、25.2期通期の連結営業損益予想を3.7億円の黒字（前期は9.3億円の赤字）に、年間配当予想を15円（前期は15円）にすると発表した。
　
　25.2期を「黒字回復期」と位置づけ、定期便事業は、哲学的共感を基軸とする事業展開に重点を移すことや、各種取り組みにより、新規顧客獲得の拡大、さらには継続商品開発強化によって、のべ顧客数の増加を図るとしている。

　24.2期通期の連結営業損益は9.3億円の赤字（前の期は4.4億円の黒字）だった。
　
　中核事業である定期便事業では、企画開発する商品の圧倒的な差別化が不十分であったことや、商品が有する価値を効果的に伝達することが出来なかったことにより、平均購入単価、のべ顧客数ともに減少した。ほか、新たな人材の確保と育成、次世代のWebシステム基盤整備などの戦略的費用投入などにより販管費が増加したことも響いた。

★10:09　 ＮＴＴ－4日ぶり反発　大規模データ間の類似度や対応関係を算出する技術を開発
　ＮＴＴ<9432>が4日ぶり反発。同社は5日、データ間の類似度や対応関係を求める最適輸送問題に対して、実世界のデータに潜む巡回対称性を利用することで、完全に同等な解を高速に求めることが可能な新しいアルゴリズムを提案し、その効果を理論的かつ実験的に世界で初めて示したと発表した。
　
　今後は、同成果を用いた熟練者と初心者間での身体動作の比較、定量化、そして可視化を通じて、人々の視覚認知能力の向上や伝承を支援する研究開発を推進するという。また、多様な人々の環世界の連結を志向するIOWNの技術基盤の一つとして、スポーツをはじめ多様な人々の能力拡張とその発揮に向けたサービス基盤の実現をめざすとしている。