ボーイング株下落、機体の安全性巡る内部告発をFAAが調査との報道

4/10 2:11 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 9日の米株式市場でボーイングの株価が一時2.5%下落。「787ドリームライナー」の安全性に関する内部告発を米連邦航空局(FAA)が調査していると米紙ニューヨーク・タイムズは報じた。

NYTによると、内部告発者は同型機に携わっていたボーイングのエンジニア。胴体の一部が不適切な方法で固定されており、長期的に機体を弱体化させる恐れがあると訴えているという。

一方でボーイングは「787の構造的完全性に関するこれらの主張は不正確であり、航空機の品質と長期的な安全性を確保するために当社が行ってきた包括的な取り組みを示すものではない」とブルームバーグ・ニュースへの文書で述べた。

FAAの報道官は電子メールで「報復を恐れない自発的な報告は航空安全にとって極めて重要な要素だ」と指摘。「われわれは航空業界のすべての人が情報共有することを強く奨励しており、すべての報告を徹底的に調査する」とした。

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原題:Boeing Shares Fall After NYT Report on 787 Whistleblower Claims(抜粋)

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最終更新:4/10(水) 2:11

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