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40代、年収800万円の男性が「コスパの良い妻」と結婚して絶句したワケ…子どもは触らせてもらえず、手料理が不味くなった

4/5 7:02 配信

マネー現代

(文 吉田 みく) 昨今よく聞かれるようになった「タイパ」や「コスパ」という価値観が若い世代を中心に広まっている。

 それぞれタイパは「タイム・パフォーマンス」、コスパは「コスト・パフォーマンス」の略語だが、詰まるところ、どちらも仕事や人生、または実生活で何らかの効率を上げるためのパフォーマンスを指すようだ。

 労働時間に限りがある仕事であれば、もちろん効率を重視して働くことも必要だろうが、「タイパ」や「コスパ」を使う人たちの一部に見え隠れするニュアンスに、人間関係や恋人・夫婦関係などに対する効率化も図っているように思える。

 特に未婚男女の間で広まる「結婚はコスパが悪い」という説は、お金という意味でのコスト面だけで考えれば、家族がいたほうが税制的には優遇されていることから、一概に悪いとも言えない。

 またタイパも、例えば「世界遺産を訪れて実際にその壮大さを味わいたい」と考える人と「世界遺産はSNSで知れるから行かなくてもよい」という考え方ではだいぶ違ってくる。

 どちらが良く、どちらかが悪いということではなく、単なる個人の価値観の違いがそこに横たわっているため、共有できる部分とできない部分がどうしても生じてしまうのだ。そう踏まえると価値観をすり合わせることで生じる、コミュニケ―ションコストのほうが、良好な関係を続ける鍵になる可能性が多大にあるようにも思える。

 現在、住宅関連の仕事に従事するトモヤさん(仮名・40代)も、妻とのコミュニケーションに悩むひとりだ。

 年収は800万円、8000万円のペアローンを組みマイホームを建て、1歳の子どもの父親でもあるトモヤさんは周りからみれば順風満帆に思えるが、実際のところ、条件が気に入って入籍した妻との結婚を後悔しているという。

 <【前編記事】40代「年収800万円」のサラリーマンが「稼げる女性」と結婚して“青ざめた”ワケ…出産を機に豹変「こんなハズじゃなかった」>に引き続き、トモヤさんの胸の内を明かす。

子育てをさせてもらえない

 「出産してから妻が急に、『子どもはオーガニックで育てたい! 』『オムツなし育児で頑張っていきたい』『ベビーフードは何が入っているか分からないから使いたくない』など言い始めました。

 私としては妻が勝手にやってもらう分には構わないのですが、厄介なことにその価値観を一方的に押し付けてくるんです。

 抱っこの仕方、オムツの交換……とにかく子どもに対しての神経質さが異常で、私が抱っこしていると『苦しそう』といって子どもを取り上げたり、やり方にもいちいちダメ出しをしてくるんです。

 自分のやり方じゃないと気が済まないようなので関わらないと今度は、『あなたはお父さんでしょ! 』とキレだして……。せっかく育児休暇も取得して子育てに集中しようとしているのに、妻はその気持ちを踏みにじってくるんです」

 トモヤさんの育休は1か月ほどだったが、育児に関われたのは1週間ほどしかなかったそうだ。妻に任せてもらえたのは使用済みのオムツをごみ箱にいれることだけ。

 一度だけミルクを作ったこともあったそうだが、「温度が分かってない!」と怒鳴られて、それきりになってしまった。

 子育てに関われず、そのうち家に居てもつまらないと感じ始めたトモヤさんは、仕事のスキルアップに繋がる勉強をしたり、マッチングアプリで遊べる相手を探し始めてしまう。

 「マッチングアプリやリスキリングなど、育休中なのに育児意外で時間を費やしました。仕事関係のことは好きなので苦にはなりませんでしたが、不倫は面倒だと思ってしまいました。

 アプリで出会った女性たちはご機嫌取りをして、お金まで使っているのに、上から目線の人が多く、自然消滅ばかり。見た目がすごい好みの人もいなく、コスパ悪いなって思ったのもありました。適当に遊んだ相手との不倫が妻にバレて、面倒なことになるのも避けたかったのもあります」

 結局、マッチングアプリは数週間で退会。せっかく取得した育休も、まったく子育てに参加できずに終わり職場復帰した。

味のしない妻の手料理が苦痛

 「最近のささやかな楽しみは、職場にいるお気に入りの20代の女性社員とおしゃべりすることです。社内なので絶対に手は出しませんが、一緒にコーヒーを飲んだり、時にランチに行くことがリフレッシュになっています。妻にはないニコニコの笑顔が見れて嬉しいです」

 自分なりにホッと出来る事や場所を探していると話すトモヤさん。自身が選び抜いてデザインを決めた居心地のよいマイホームも、子どもの成長と共に自宅が“居づらい環境”へと変わっていってしまった。

 「妻の職業柄、料理は美味しいかったんです。でも子どもの離乳食が始まってから、突然味が薄い……いや、無くなったんです。あまりにも味がないので醤油や塩を足したら、『身体に悪いよ! 』と釘を刺され、家での唯一の楽しみだった食事の時間が苦痛になりました」

 最初のうちは我慢してその手料理を食べていたそうだが、しだいに我慢が出来なくなったトモヤさんは、妻が見ていないところでゴミ箱に捨てるようになった。

 「妻にはバレないようにゴミ捨てだけはすすんでやるようにしています。自宅で食事をとらなくなったので外食費は上がりましたし太った気もしますが、その分仕事やダイエットを頑張るつもりです。

 妻に隠れて味付けの濃いものやファストフードを食べるのは最高です。一応バレないように捨てているのを隠していますが、あえて捨てているのがバレて妻が気付いて改善してくれたら…無謀だと思いながらも淡く期待を持っている自分も否めません」

 妻が育休中の期間は会社にいる時間を長くし、接する時間を短くするようにしていたそうだ。子どもが1歳になった頃から妻は復職、そこから徐々に自宅で過ごす時間が増えていったという。

 「妻のいない理想のマイホームでリモートワークは最高です。自分好みの味付けで食事を作って食べられることがこんなにも幸せだと思いませんでした。育児では保育園への送り迎えは分担していますが、洋服や持ち物などの支度には相変わらず関わらせてもらえません。

 保育園のお知らせも共有してもらえず、子どもに関するあらゆる情報を妻一人で抱えてしまい、持ち物を忘れることが増えました。私も仕事があるのに保育園の行事を当日に伝えられて、それを悪びれる様子がないので、その態度に私がイライラするようになりました。

 妻のあまりの要領の悪さにうんざりするので、仕事が休みの日にはリフレッシュをすすめていますが、『あなたに子どもを任せるのが怖い』と言って自宅から離れません。

 そんな状態なので話し合いの場も何度か持ちましたが、妻は問題を先送りにしたり、突然イライラしはじめて話を断ち切ったり、まったく解決に向かわない。子どもは可愛いですが、妻との結婚を後悔することは多々あります」

 意見の対立や価値観に相違がさらに大きくなっていることに気付いてはいるトモヤさんだが、どう解決したら良いのか分からない印象も受けた。今後どうしていくつもりなのだろうか。

 「離婚はしないです、子どもはかわいいので。話した通り、妻とは仲良くありませんが、離婚する決定打もないんです。それにペアローンも残っているので簡単に決められることではありません。

 妻とは性格は合いませんが、栄養士としてのキャリアを積んできているので収入は良いんです。裕福とまではいかないものの、現在の暮らしは周囲よりも金銭的に余裕があるので、生活水準を下げないためにも夫婦関係を解消するわけにはいかない」

 妻との離婚についてはキッパリと“無し”と話すトモヤさんだが、最後に家族が崩壊しかねない危うい一言を笑いながら言っていた。

 「自分の好みの容姿で価値観の合う女性が現れたら、不倫してしまうかもしれません。上手くやればバレない自信もありますし。でも現実はそう上手い話はないですよね」

 今後の目標は子育てにもっと関われるようになることだそうだ。そのためにも妻と話し合いができるような雰囲気作りをしていきたいと話していた。

 元々は他人同士である夫婦だからこそ、問題が生じた時に話し合いが必要だ。意見をすり合わせていくうちに、お互いに信頼関係が生まれていくだろう。不満がある時は一人で抱えずに、相手に伝えてほしい。

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 さらに<40代「セレブ妻」が絶句…息子を「インターナショナルスクール」に入れたら「地獄」が待っていた>では、子どもの教育で思わぬ落とし穴に陥った女性の実体験を明かしています。

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最終更新:4/5(金) 7:02

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